影万里江
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影 万里江(かげ まりえ(本名:鹿毛マリエ)1935年7月19日[1] - 1981年2月28日)は、日本の女優。劇団四季に所属していた[2][1]。グループ・てえぶらにも所属していた[2]。
来歴
[編集]東京出身[2][1]。富山県立泊高等学校卒業後、NHK富山放送劇団員[2]、松竹大船を経て1957年に劇団四季へ入団。『オンディーヌ』のオンディーヌ役や『ハムレット』のオフィリア役などで人気を博し、同劇団の主演女優として活動する。のちに劇団四季の主宰者・浅利慶太の二度目の妻となり、離婚後も浅利とのパートナー関係を生涯続けた。
その後も四季のみならず内外で活動していたが、1981年、手話劇『ちいさき神の作りし子ら』の稽古中に脳腫瘍のため入院。『ちいさき〜』初日の五日前に死去した。
墓は谷中霊園にあり、前夫・浅利の実家の墓(浅利の実父で元俳優三田英児こと浅利鶴雄らと一緒)に葬られた。ちなみに墓碑には名前は「影万里江(浅利マリエ)」と、影の人生については「嵐のような生涯」だったと刻まれている。
実弟に元NHKアナウンサーの小谷伝、姪にキャスターの小谷真生子、姉(鹿毛チヅコ)の夫に松竹の男優・川喜多雄二がいる。
出演
[編集]映画
[編集]- オーケストラの姉妹(1957年、松竹)
- 嵐の中の抱擁 おもかげは遥かなり(1957年、松竹)
テレビドラマ
[編集]- ダイヤル110番(1957年、日本テレビ)
- キンピラ先生青春記(1957年 - 1958年、TBS)
- 誰か夢なき(1961年、日本テレビ)
- 事件記者(1964年、NHK)
- ザ・ガードマン 第81話「殺意の影」(1966年、TBS / 大映テレビ室)
- ブラックチェンバー 第8話「影の殺人者」(1969年、CX / 東映)
- 女人平家(1971年 - 1972年、朝日放送 / 京都映画)- 平滋子 役
- 非情のライセンス 第2シリーズ 第7話「兇悪の黒い天使」(1974年、NET / 東映)- 上坂晶 役
- 悪女について(1978年、テレビ朝日)- 主演・富小路公子 役
吹き替え
[編集]- おとぎの国「ラプンツェル」(ラプンツェル / キャロル・リンレイ)- (NHK、1961年)
- 逃亡者 (1963年のテレビドラマ) - (TBS、1964年)
- 第25話「忘れ得ぬ顔」(ソフィー / マデリン・ルー)
- 第45話「消された終止符」(エイミー / バーバラ・バリー)
- 花嫁の父 テレビシリーズ(キャサリン"ケイ"・バンクス / マーナ・フェイ) - (NHK、1962年)
- 探偵キャノン「偽りの善意」(アン / クリスチン・ベルファース) - (NHK、1976年)
その他のテレビ番組
[編集]- 遠くへ行きたい(日本テレビ系)