張培萌
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選手情報 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
フルネーム | ちょう ばいほう(Zhang Peimeng) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
国籍 | 中国 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
種目 | 短距離走 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1987年3月13日(37歳) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
出身地 | 北京[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||||
身長 | 186cm[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||||
自己ベスト | |||||||||||||||||||||||||||||||||
100m |
10秒00 (+0.4 m/s) (2013年8月11日 モスクワ) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
200m |
20秒47 (0.0 m/s) (2013年5月18日 上海) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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張 培萌(ちょう ばいほう、Zhang Peimeng、1987年3月13日 - )は、中国の男子陸上競技選手。専門は短距離走。
100メートル競走の元中国記録(英語版)保持者。自己ベストは100mが2013年8月にモスクワ・世界選手権で記録した10秒00、200mが2013年5月に上海で記録した20秒47。
オリンピックは2008年北京と2012年ロンドンに中国代表として出場した。2009年第18回アジア選手権100m優勝、2007年ユニバーシアード100m2位。中国選手権は100m・200mで一度ずつ優勝している。
経歴
[編集]2004年から2008年まで
[編集]張は10代の頃の2004年に、中国国内のサーキット大会に出場し始めた。この年の自己記録は100m10秒80、200m21秒53だった[2]。2005年にトゥーラで行われた、初めて出場した国際競技会で100m10秒53、200m21秒10に自己ベストを更新した。2005年の中華人民共和国全国運動会と高校の全国大会は3位以内に入った[3]。
2006年初め、アメリカ合衆国で練習を行った。同年200mの中国ジュニアタイトルを獲得、北京で開かれた世界ジュニア選手権200mは準決勝進出の成績を残した[3]。2007年、張は8月の中国選手権100mで優勝、国内王者のタイトルを初めて獲得した[4]。ユニバーシアードは100mが イギリスのシモン・ウィリアムソンに次ぐ2位、中国代表として出場した4×100mは3位に入ってそれぞれメダルを獲得した[5]。9月の上海ゴールデングランプリで自己ベスト10秒27を記録した。China City Gamesで優勝しこの年を終えた[6]。
2008年、5月に行われた北京オリンピックのテスト大会・中国陸上オープン100mで自己ベストを10秒23に更新[7]。6月、出場した4×100mで38秒81の中国記録を樹立した[8]。同年8月、張はオリンピック中国代表として2種目に出場。200mは21秒06の記録で一次予選敗退。4×100mは予選を胡凱、温永毅、陸斌と走り39秒13の記録で通過、中国代表は同種目初の決勝進出となった。決勝で張は第2走者を務めたが、中国は失格に終わった[9]。同年の中国選手権は梁嘉鴻に次ぐ2位となった[10]。
2012年から
[編集]2012年のロンドン大会は(4×100mリレーのみ)に出場。
2013年4月27日、中国国内大会の100m決勝で10秒04のタイムで優勝し、中国記録(2011年に蘇炳添が出した10秒16)を更新した[11][12]。
同年5月18日、上海ゴールデングランプリの200mで20秒47をマークし、中国記録(1996年の韓朝明と2012年の謝震業が出した20秒54[13][14])を更新。
モスクワ世界陸上
[編集]2013年モスクワ・世界選手権(世界陸上)では、2種目に出場。
100mでは、8月10日の予選(4/7組)で、自己ベストタイの10秒04をマークし1着となり通過[15][16]。
翌11日の準決勝(2/3組)では、自己ベストを0.04秒更新する10秒00の中国新記録を樹立[17][18]。しかし、同じく10秒00を出した フランスのクリストフ・ルメートルに「着差あり」で敗れて5着となり[19](1000分の数秒差ということになる[20])、決勝進出を逃した。準決勝全組の3着以下の選手の中から、タイム上位2名が決勝進出(計8名)できるシステムで、第2組3着の イギリスのジェームズ・ダサオルと4着のルメートルが決勝進出となった[21]。
18日の4×100m(英語版)では、予選(2/3組)でアンカーを務めたが[22]、5着(38秒95)で敗退となった[23]。
自己ベスト
[編集]種目 | 記録 | 年月日 | 場所 | 備考 |
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屋外 | ||||
100m | 10秒00 (+0.4m/s) | 2013年8月11日 | モスクワ | 元中国記録 |
200m | 20秒47 (+0.1m/s) (0.0m/s) |
2013年9月10日 2013年5月18日 |
瀋陽 上海 |
元中国記録 |
室内 | ||||
60m | 6秒58 | 2013年3月29日 | 北京 | |
200m | 20秒75 | 2013年3月30日 | 北京 | 元中国記録 |
主要大会成績
[編集]備考欄の記録は当時のもの
年 | 大会 | 場所 | 種目 | 結果 | 記録 | 備考 |
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2006 | 世界ジュニア選手権 | 北京 | 200m | 準決勝1組4着 | 21秒34 (-1.0) | |
4x100mR | 予選失格 | DQ (2走) | ||||
2007 | ユニバーシアード (en) | バンコク | 100m | 2位 | 10秒30 (-0.9) | |
4x100mR | 3位 | 39秒30 (2走) | ||||
2008 | オリンピック | 北京 | 200m | 1次予選8組7着 | 21秒06 (-0.3) | |
4x100mR | 決勝失格 | DQ (2走) | ||||
2009 | アジア選手権 (en) | 広州 | 100m | 優勝 | 10秒28 (-0.1) | |
4x100mR | 2位 | 39秒07 (4走) | ||||
2012 | アジア室内選手権 (en) | 杭州 | 60m | 5位 | 6秒87 | |
オリンピック | ロンドン | 4x100mR | 予選1組5着 | 38秒38 (4走) | 中国記録 | |
2013 | 世界選手権 | モスクワ | 100m | 準決勝2組5着 | 10秒00 (+0.4) | 中国記録 予選10秒04 (-0.2):中国タイ記録 |
4x100mR | 予選2組5着 | 38秒95 (4走) | ||||
東アジア大会 (en) | 天津 | 4x100mR | 3位 | 39秒19 (1走) | ||
2014 | 世界室内選手権 | ソポト | 60m | 準決勝3組8着 | 6秒70 | |
コンチネンタルカップ (en) | マラケシュ | 100m | 6位 | 10秒18 (-0.1) | ||
アジア大会 | 仁川 | 100m | 4位 | 10秒18 (+0.4) | ||
200m | 準決勝1組7着 | 22秒74 (0.0) | ||||
4x100mR | 優勝 | 37秒99 (4走) | アジア記録 | |||
2015 | アジア選手権 | 武漢 | 100m | 2位 | 10秒15 (+1.8) | |
4x100mR | 優勝 | 39秒04 (4走) | ||||
世界選手権 | 北京 | 100m | 予選3組5着 | 10秒13 (-0.3) | ||
4x100mR | 2位 | 38秒01 (4走) | 予選37秒92:アジア記録 | |||
2016 | オリンピック | リオデジャネイロ | 100m | 予選6組7着 | 10秒36 (-0.8) | |
4x100mR | 4位 | 37秒90 (4走) | 予選37秒82:アジア記録 | |||
2017 | 世界リレー (en) | ナッソー | 4x100mR | 予選1組2着 | 38秒97 (4走) | 決勝進出[注 1] |
世界選手権 | ロンドン | 4x100mR | 4位 | 38秒34 (4走) |
脚注
[編集]- ^ a b 張培萌望破10秒大關 馮樹勇看好接力 - 中新網(新京報) 2013年4月28日
- ^ Peimeng Zhang. IAAF. Retrieved on 2013-03-31.
- ^ a b Zhang Peiming. Tilastopaja. Retrieved on 2013-03-31.
- ^ Jalava, Mirko (2007-08-05). Fifth women's Asian Hammer Throw record for Zhang - Chinese championships. IAAF. Retrieved on 2013-03-31.
- ^ Robinson, Javier Clavelo (2007-08-13). Chumakova takes gold No. 5 for Russia in Bangkok - World University Games day 4. IAAF. Retrieved on 2013-03-31.
- ^ Jalava, Mirko (2007-10-31). Favourites beaten in China - City Games, Day Two. IAAF. Retrieved on 2013-03-31.
- ^ Powell, David (2008-05-23). Vili tests Olympic ring with solid Shot Put victory - Good Luck Beijing Day 2. IAAF. Retrieved on 2013-03-31.
- ^ Relay teams make progress towards Beijing qualifier - Asian Grand Prix Leg Two. IAAF (2008-06-27). Retrieved on 2013-03-31.
- ^ Athlete biography: Zhang Peimeng, beijing2008.cn, ret: Aug 29, 2008
- ^ Jalava, Mirko (2008-10-14). Juniors and double winners excel in China, Chinese Championships. IAAF. Retrieved on 2013-03-31.
- ^ 中国陸上期待の新星・張培萌選手、日本選手に怯まず - 東方ウェブサイト(人民網日本語版) 2013年5月22日
- ^ 日本の桐生祥秀が織田記念で10秒01を出す2日前のことだった(日本の高校生が100メートル走で10秒01、中国トップを抜く=中国報道|XINHUA.JPより)。
- ^ (田徑)張培萌打破塵封17年男子200米全國紀錄 - 人民網 2013年5月18日
- ^ 張培萌的夢幻2013 - 光明網 2013年8月13日
- ^ 張培萌ら中国勢2人準決勝進出/世界陸上 - nikkansports.com 2013年8月11日
- ^ 100 Metres Result HEATS - 14th IAAF World Championships - iaag.org
- ^ 100 Metres Result SEMI FINAL - 14th IAAF World Championships - iaag.org
- ^ Athlete Profile - Peimeng Zhang -国際陸上競技連盟(IAAF) 2013年8月12日閲覧
- ^ ボルト、順当に決勝進出 中国・張は準決勝敗退=世界陸上・男子100メートル - スポーツナビ 2013年8月12日
- ^ スポーツ報知 2013年8月12日 7面
- ^ 男子100m 世界陸上 実況 - スポーツナビ
- ^ Heats Results
- ^ 4x100 Metres Relay Result HEATS - 14th IAAF World Championships - iaag.org
- 注
- ^ 予選のみ出場。決勝の中国は39秒22で3位。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 張培萌 - ワールドアスレティックスのプロフィール
- 張培萌 - Olympedia
記録 | ||
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先代 蘇炳添 (10秒16) |
100m中国記録保持者 (10秒04 - 10秒00) 2013年4月27日 - 2015年5月30日 |
次代 蘇炳添 (9秒99) |
先代 韓朝明 謝震業 (20秒54) |
200m中国記録保持者 (20秒47) 2013年5月18日 - 2014年10月11日 |
次代 謝震業 (20秒44) |