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福智川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
弁城ダムから転送)
福智川
水系 一級水系 遠賀川
種別 一級河川
水源 福智山
河口・合流先 彦山川
流路 福岡県田川郡福智町
流域 福岡県田川郡福智町
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福智川(ふくちがわ)は、福岡県田川郡福智町を流れるで、一級水系遠賀川水系一級河川[1]

地理

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福智山の南麓を水源とする[1]。上流端は福智町上野(あがの)皿山で[1]へと流れる[2]。途中、支流岩屋川を合わせ、中里で彦山川に注ぐ[1][3]。源流域は上野峡(あがのきょう)と呼ばれ、白糸の滝を始めとした名所のほか、上野焼の窯元が集まる[4]

支流

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  • 岩屋川(いわやがわ) - 福智町を流れる遠賀川水系の一級河川。上流端は福智町弁城(べんじょう)岩屋。福智川に注ぐ[5][6]。弁城ダムがある(後述)。

河川施設

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弁城ダム(岩屋川)[7]

並行する交通

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流域の名所

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虎尾桜
上野峡
福智川源流域にある峡谷北九州国定公園筑豊県立自然公園
福智山への登山口の一つ。神話の時代、当地を訪れたヤマトタケルが急坂で「上がり野かな」と言ったことが「上野」という地名の由来であると伝わる。白糸の滝を始め、河鹿、虎尾、その他かぶと岩・弘法岩・つばめ岩といった奇岩がある。町内を巡回する福祉バス「上野峡入口」バス停付近に架かる城山橋から白糸の滝まで約3キロメートル[4][10]
白糸の滝
上野峡にある。福智川にかかる。高さ20メートル、幅7メートル。修験道開祖役小角を始め、白鳳の時代より名だたるが修行のため訪れたという。そばに観音像が祀られており、江戸時代までは梵音の滝(ぼんおんのたき)とも呼ばれていた[11]
虎尾桜
福岡県最大の高さ17メートルを誇るエドヒガンで、樹齢は推定600年。福智山の霊木といわれたが、平成に入る頃には樹勢がひどく衰えていた。地元ボランティアによる手当てが行われ、さらに樹木医の協力も得て、樹勢を回復するに至る[12]
興国寺
曹洞宗寺院筑豊禅寺としては最古の歴史を持つ[4]

脚注

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  1. ^ a b c d 『河川大事典』856ページ。
  2. ^ 地理院地図(電子国土Web) 福智川”. 国土地理院. 2017年10月21日閲覧。
  3. ^ 福智川 [8909010106 遠賀川水系 地図| 国土数値情報河川データセット]”. ROIS-DS Center for Open Data in the Humanities. 2024年7月7日閲覧。
  4. ^ a b c 『角川日本地名大辞典 40 福岡県』92ページ。
  5. ^ 『河川大事典』109ページ。
  6. ^ 岩屋川 [8909010107 遠賀川水系 地図| 国土数値情報河川データセット]”. ROIS-DS Center for Open Data in the Humanities. 2024年7月7日閲覧。
  7. ^ 国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成(2009年撮影)。
  8. ^ ダム便覧 弁城ダム”. 日本ダム協会 (2013年). 2017年10月21日閲覧。
  9. ^ 福智川の地図”. Mapion. 2017年10月22日閲覧。
  10. ^ 福祉バス「上野・市場コース」運行路線図”. 福智町. 2017年10月21日閲覧。
  11. ^ 『角川日本地名大辞典 40 福岡県』706ページ。
  12. ^ 虎尾桜の物語”. 福智町. 2017年10月21日閲覧。

参考文献

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関連項目

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