延岡健太郎
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延岡 健太郎(のべおか けんたろう、1959年 - )は、日本の経営学者。同志社大学大学院ビジネス研究科特別客員教授。神戸大学、一橋大学、大阪大学名誉教授。広島県広島市出身。組織学会高宮賞、日経・経済図書文化賞等受賞。
主な研究領域はイノベーション・マネジメント、製品開発論、技術経営 (MOT)。経済産業研究所 (RIETI) ファカルティフェロー、組織学会評議員、『組織科学』シニアエディター、『一橋ビジネスレビュー』編集委員等を務める。
略歴
[編集]学歴
[編集]- 1977年 修道高等学校卒業
- 1981年 大阪大学工学部精密工学科卒業
- 1988年 マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院にてMBA取得
- 1993年 同大学院にてPh.D取得
- 2001年 神戸大学より博士(経営学)の学位を取得
職歴
[編集]- 1981年 マツダ株式会社入社(商品開発本部に勤務)
- 1989年 同社退職
- 1994年 神戸大学経済経営研究所助教授
- 1999年 同教授
- 2008年 神戸大学名誉教授[1]
- 2008年 一橋大学イノベーション研究センター教授
- 2012年 一橋大学イノベーション研究センター長
- 2013年 日本アビオニクス株式会社社外取締役
- 2018年 大阪大学大学院経済学研究科教授
- 2022年 一橋大学名誉教授[2]
- 2024年 大阪大学名誉教授
- 2024年 同志社大学大学院ビジネス研究科特別客員教授[3]
主な著書
[編集]- 『マルチプロジェクト戦略:ポストリーンの製品開発マネジメント』(1996年 有斐閣)[4][5]
- "Thinking Beyond Lean: How Multi-Project Management is Transforming Product Development at Toyota and Other Companies"(1998年 Free Press)(MITのMichael A. Cusumano教授との共著、中国語、フランス語、韓国語への翻訳書あり)
- 『製品開発の知識』(2002年 日本経済新聞社)
- 『MOT(技術経営)入門』(2006年 日本経済新聞社)
- 『価値づくり経営の論理―日本製造業の生きる道』(2011年 日本経済新聞社)
- 『アート思考のものづくり』(2021年 日本経済新聞社)[6]
- 『キーエンス 高付加価値経営の論理 顧客利益最大化のイノベーション』(2023年 日本経済新聞社)[7]
受賞
[編集]- 1994年 Zenon S. and Clotilde Zannetos Ph.D. Thesis Honorable Mention賞
- 1995年 Academy of Management Meeting, Best Paper賞
- 1997年 第40回日経・経済図書文化賞
- 1998年 組織学会高宮賞 著作部門[8]
脚注
[編集]- ^ “名誉教授等”. 神戸大学経済経営研究所. 2024年4月11日閲覧。
- ^ 名誉教授、名誉博士 一橋大学
- ^ “延岡 健太郎”. 同志社大学大学院 ビジネス研究科. 2024年4月11日閲覧。
- ^ マルチプロジェクト戦略 -- ポストリーンの製品開発マネジメント| 有斐閣
- ^ 第40回(1997)日経・経済図書文化賞、組織学会高宮賞(1998年 組織学会高宮賞 著作部門)
- ^ 日経BOOKプラス (2023年1月1日). “アート思考のものづくり”. 日経BOOKプラス. 2024年4月11日閲覧。
- ^ 日経BOOKプラス (2023年3月10日). “<3/14新刊>『 キーエンス 高付加価値経営の論理』”. 日経BOOKプラス. 2024年4月11日閲覧。
- ^ “組織学会「高宮賞」” (jp). AAOS-組織学会 (2021年6月8日). 2024年4月11日閲覧。