年代記者ネストル
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ネストル | |
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克肖者 | |
生誕 | 1056年頃 |
死没 | 1114年 |
崇敬する教派 | 正教会 |
記念日 | 11月9日 |
ネストル(ウクライナ語: Нестор Літописець, 1056年頃 - 1114年)は、キエフ・ルーシの学者、年代記者。キエフの洞窟修道院の修道士。ポリャーネ人。
一般的に東欧の最古記録である『原初年代記』(キエフ年代記の部分)の作者とされているが、異論がある。17歳に修道誓願をたて、輔祭となった。著作には『ボリスとグレブの生涯記』や『テオドシウスの生涯記』などがある。正教会の克肖者(記念日は11月9日、ウクライナ語の日)。墓はキエフ洞窟修道院にある。
出典
[編集]- Еремин И.П. К характеристике Нестора как писателя. «Труды отдела древнерусской литературы» (М.—Л.), 1961, т. 17;
- Приселков М.Д. История русского летописания ХI—ХV вв. СПб., 1996;
- Толочко О.П. «Нес-тор-літописець»: Біля джерел однієї історіографічної традиції. «Київська старовина», 1996, № 5.
- 年代記者ネストル
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関連文献
[編集]- 中澤敦夫「『イパーチイ年代記』翻訳と注釈(1) : 『原初年代記』への追加記事(1110~1117年)」『富山大学人文学部紀要』第61号、富山大学人文学部、2014年8月、233-268頁、ISSN 03865975、2024年3月3日閲覧。