平岡千代照
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平岡千代照、カルロス千代照平岡(Carlos_Hiraoka かるろす ちよてる ひらおか、1914年(大正3年)6月1日 - 2004年(平成16年)3月23日) はペルーに定住した日本人ビジネスマンであり、Importaciones Hiraoka S.A.C.の創設者。ペルーの実業家、政治家。ペルー日系人協会会長。熊本県人会名誉会長。
生涯
[編集]1914年 - 6月1日(大正3年6月1日)熊本県で生まれる。
1933年 - 兄の提案で19歳でペルーへ移住。
アンデス山間部の小都市ワンタで商店の番頭を経て独立、手芸用品店を構えた。ワンタは当時、内陸で産出するコーヒーやカカオ豆、フルーツなどの集積地であった。その販売手法は独特で、持ち合わせのない農民には無利子のクレジット販売を行い、必ず針1本などささやかな 「おまけ」を付けた。個人商店ながら正装で接客し、身分の違う顧客に分け隔てなく丁寧に接した。[1]
1959年 - やがて総合商店に成長し、地元への寄付にも熱心だった平岡氏はワンタ市名誉市長に任命。[1]
1964年 - Importaciones Hiraoka S.A.C.を設立。
首都リマに本社ビルを建て、ガラス製品、衣料品、スポーツ用品と商材を替え、学用品と玩具を販売 してから経営が上向いた。平行して小型ラジオと腕時計の販売を開始。[1]
1968年 - 松下電器(現パナソニック)製品の取り扱いを期に本格的に家電量販店としての道を歩みだした。[1]
2004年3月23日死去。
ペルーの首都リマにあるペルー日系人協会内には、ペルー日本人移住史料館「カルロス・千代照平岡」が存在する。
Importaciones Hiraoka S.A.C.
[編集]ペルーを代表する家電量販店の草分け。圧倒的な品揃えと接客のよさで同業他社をリードする 。ペルー国内での売上・知名度も高い。20代前半で日本から移民し、一代で事業を興した創業者の理念を受け継ぎ、幅広い経済層の顧客の満足度を第一に掲げた経営姿勢は、店舗設計、品揃え、接客、広報、人事、アフターサービスなど事業の端々にまで浸透し、効率重視にまい進する同業他社とは一線を画する。[1]