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平中興

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
 
平中興
時代 平安時代前期
生誕 不明
死没 延長8年(930年
官位 従五位上左衛門権佐
主君 醍醐天皇
氏族 桓武平氏高棟王流→光孝平氏
父母 父:平季長、養父:忠望王
元規、女子、大江朝綱
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平 中興(たいら の なかき)は、平安時代前期の貴族歌人桓武平氏高棟流、右大弁平季長の長男。光孝平氏神祇伯・忠望王の養子。官位従五位上左衛門権佐

経歴

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昌泰元年(898年醍醐天皇六位蔵人となる。昌泰3年(900年)養父・忠望王の譲りにより文章生に補せられ、少内記次いで大内記に任ぜられる。

延喜4年(904年従五位下遠江守に叙任されると、延喜10年(910年讃岐守、延喜15年(915年近江守と地方官を歴任し、同年には治国の功労により従五位上に昇叙されている。延喜19年(919年左衛門権佐に任ぜられ京官に復すが、延喜22年(922年美濃権守として再び地方官に転じた。

延長8年(930年卒去

勅撰歌人として、『古今和歌集』『後撰和歌集』に2首ずつ、計4首の和歌作品が採録されている[1]。また、讃岐守時代に、大江朝綱漢詩(「賦置酒如淮」)に感銘して、中興は自分の娘を娶らせたとされる[2]

官歴

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『古今和歌集目録』による。

系譜

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脚注

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  1. ^ a b 『勅撰作者部類』
  2. ^ 『江談抄』巻4-74
  3. ^ 『尊卑分脈』
  4. ^ 『古今和歌集目録』
  5. ^ 『系図纂要』
  6. ^ 『元良親王御集』