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幡恒春

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

幡 恒春(はた つねはる、1883年明治16年)‐1944年昭和19年)4月17日)は、明治時代から昭和時代にかけての挿絵画家、版画家。享年62。

来歴

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稲野年恒の門人。恒春と号す。1906年(明治39年)に大阪毎日新聞に入社して16年間にわたり挿絵を描いていた。特に村上浪六小説の挿絵に独自の画風を示していた。

また、1918年大正7年)[1]木版画集『阪神名勝図絵』30点を野田九浦赤松麟作水島爾保布永井瓢斎とともに金尾文淵堂から出している。これらの彫りは大倉半兵衛、摺りは西村熊吉であった。


作品

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挿絵

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  • 「ふたおもて」 田口掬汀作 ※1915年(大正4年)10月11日-12月18日(朝刊→夕刊)、大阪毎日新聞
  • 「白椿」 何がし作 ※1925年(大正14年)12月19日-12月31日、大阪毎日新聞

錦絵

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  • 『阪神名勝図絵』 全30枚1組 ※4 今津、7 香櫨園、9 魚崎、15 神戸市場、19 六甲を恒春が描く(1916年-1917年)。金尾文淵堂版

絵葉書

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出典

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  1. ^ 『浮世絵モダーン 深水・五葉・巴水…伝統木版画の隆盛』※89-90頁。

参考文献

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