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帰って来た潮来笠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「帰って来た潮来笠」
橋幸夫シングル
B面 雨降り峠
リリース
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル ビクター(VS-2319)
作詞・作曲 佐伯孝夫(作詞)
吉田正(作曲)
橋幸夫 シングル 年表
三途の川の乳母車く
(1972年9月5日)
帰って来た潮来笠
坂道のふたり
(1973年7月25日)
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「帰って来た潮来笠」は、1973年1月25日に ビクターより発売された橋幸夫の118枚目のシングル(SV-2319)[1]

概要

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  • 作詞は佐伯孝夫、作曲は吉田正で、橋の両恩師による楽曲である。
  • 楽曲制作のきっかけは、橋が、笹沢佐保に舞台公演用の作品を依頼したこと。笹沢は橋のデビュー曲『潮来笠』の伊太郎を主人公にした新しい潮来の伊太郎(「帰って来た潮来笠」)を書こう」と承諾して[2]、話が具体化した。
  • 橋と笹沢は、橋が笹沢作の「木枯らし紋次郎」を舞台で演じて、旧知の関係にあった。
  • シナリオができあがると、今度はそれをもとに「潮来笠」を作詞した佐伯が、自ら作詞した。
  • この頃、明治35年生まれの佐伯孝夫は老齢期に入り、前年の72年には橋への楽曲提供がなかったが、本73年にはこの「帰って来た潮来笠」を含めシングル4枚8曲の作詞を担っている。(翌年2曲を橋に提供したのが最後となった)[1]
  • 歌詞には「流れ流れて13年目」とあり、また楽曲の間奏に「潮来笠」のメロディが流れるなど、完全な続編仕立てとなっている[3]
  • c/wの「雨降り峠」も作詞佐伯孝夫、作曲吉田正で、A面と同じである。

収録曲

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  1. 帰って来た潮来笠(SV-2319)
    作詞: 佐伯孝夫、作・編曲:吉田正
  2. 雨降り峠
    作詞: 佐伯孝夫、作・編曲:吉田正

収録アルバム

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LP盤のアルバムにはあるが、CDアルバム未収録楽曲となっている。CD-BOXへの収録もない。

出典

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  1. ^ a b 「シングルレコード・ディスコグラフィティ」橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』ISBN 4-948735-16-7 ワイズ出版(東京)1993年6月 168-209頁参照
  2. ^ 『橋幸夫3月特別公演』1973年3月 明治座発行 27頁
  3. ^ 橋幸夫・小野善太郎共著『橋幸夫歌謡魂』前掲 93頁参照