市川温子
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市川 温子 | |
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生誕 |
1970年11月17日(54歳) 日本 愛知県一宮市 |
研究分野 | 素粒子物理学 |
研究機関 | 東北大学 |
出身校 | 京都大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程 |
主な業績 | T2K実験 |
プロジェクト:人物伝 |
市川 温子(いちかわ あつこ、1970年11月17日 - )は、日本の物理学者。ニュートリノ振動の測定を目的とするT2K実験に参加し、2019年から2023年まで同実験の代表者を務めた。東北大学大学院理学研究科教授。
経歴
[編集]- 1970年 愛知県一宮市生まれ
- 1989年 愛知県立一宮高等学校卒業
- 1994年 京都大学理学部卒業[1]
- 2001年 京都大学大学院理学研究科物理学専攻博士課程修了、博士(理学)の学位を取得[2]。
- 2003年 - 2006年 高エネルギー加速器研究機構 助手
- 2007年 - 京都大学大学院理学研究科 准教授
- 2020年 - 東北大学大学院理学研究科 物理学専攻 教授
研究
[編集]T2K実験に設計段階から参加し、機器の開発と実験データ解析に貢献している[3]。2019年からはT2K実験の代表者を務めている[3]。
この実験は、J-PARCで生成されたニュートリノを295キロメートル離れたスーパーカミオカンデで捉え、ニュートリノ振動を測定することを目的としている。ニュートリノ振動によるレプトン数保存則の破れは、宇宙が誕生時に生成された粒子と反粒子が対消滅によって完全には打ち消しあわず、粒子によって構成される物質だけが残っている理由を解き明かすカギになる可能性がある。
受賞歴
[編集]脚注
[編集]- ^ “ニュートリノ観測を牽引、宇宙誕生の謎に迫る | ストーリー | 日経ウーマノミクス・プロジェクト”. nwp.nikkei.com. 2022年4月28日閲覧。
- ^ “Study of S=-2 Nuclear Systems with Hybrid Emulsion Method|書誌詳細”. 国立国会図書館オンライン. 2020年8月31日閲覧。
- ^ a b c “京都大市川准教授に猿橋賞 ニュートリノ研究で業績”. 時事ドットコム. (2020年5月23日) 2020年8月31日閲覧。
- ^ “原子核談話会 新人賞 受賞者リスト”. 核物理懇談会. 2020年8月31日閲覧。
- ^ “守田科学研究奨励賞 受賞者”. 大学女性協会. 2020年8月31日閲覧。
- ^ “平成25年度「第1回 湯浅年子賞」授賞式”. お茶の水女子大学 (2014年3月26日). 2020年8月31日閲覧。
- ^ “猿橋賞に京都大の市川温子准教授 ニュートリノを研究”. 朝日新聞デジタル. (2020年5月23日) 2020年8月31日閲覧。
- ^ “学生時代は「落ちこぼれ」だった京大の素粒子物理学者 「研究の醍醐味」とは?”. 毎日新聞. (2020年8月5日) 2020年8月31日閲覧。
- ^ “「猿橋賞」にニュートリノ研究の市川温子・京都大准教授 : 科学・IT : ニュース”. 読売新聞オンライン. (2020年5月23日) 2020年8月31日閲覧。
- ^ 令和 5 年度 (第 69 回) 仁科記念賞 受賞者 2023年11月10日閲覧。