巴川口駅
表示
巴川口駅 | |
---|---|
保存されているホーム(2014年11月) | |
ともえがわぐち Tomoegawaguchi | |
◄清水埠頭 (1.0 km) (2.8 km) 折戸► | |
所在地 | 静岡県清水市清開1丁目 |
所属事業者 | 日本国有鉄道 |
所属路線 | 清水港線 |
キロ程 | 3.3 km(清水起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
開業年月日 | 1944年(昭和19年)7月1日[1]* |
廃止年月日 | 1984年(昭和59年)4月1日[2] |
巴川口駅(ともえがわぐちえき)は、静岡県清水市(現・静岡市清水区)清開1丁目にあった日本国有鉄道(国鉄)清水港線の駅(廃駅)である。清水港線廃線に伴い1984年(昭和59年)4月1日に廃止となった。
歴史
[編集]駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有していた地上駅。ホームから駅舎へ向かうには、数本の側線を渡る必要があった。駅舎の北側には、1面1線の貨物ホームがあった。貨物取扱が主体の駅で、駅員はいたが改札業務はせず、旅客駅としては無人駅であった。
当駅は清水港富士見埠頭の近くにあり、埠頭の倉庫へ続く側線が多くあった。また小野田セメント清水サービスステーションや富士製粉清水工場、フジ日本精糖清水工場へ続く専用線もあった。
また、駅北側に流れる巴川に架かっていた巴川可動橋の操作は当駅で行っていた。
駅周辺
[編集]- 静清環境センター
- 太平洋セメント清水サービスステーション
- 静岡市清水総合運動場
- フジ日本精糖清水工場
- 清水港富士見埠頭
- 巴川
隣の駅
[編集]駅跡地
[編集]- 駅の跡地は静清環境センター(下水処理場)となっている。敷地内にプラットホームの一部が残されており、線路と共に整備されて保存されている。通常は非公開であるが、敷地外からも見える。
- 駅の折戸側からは廃線跡が自転車・歩行者用道路として整備されている。可動橋は保存の動きがあったが、塩害等によって老朽化が進行していた事と、船舶の航行の妨げとなることから撤去された。
脚注
[編集]- ^ a b 「運輸通信省告示第332号」『官報』1944年6月30日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、94頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「鉄道省告示第580号」『官報』1944年11月30日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「鉄道省告示第579号」『官報』1944年11月30日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「運輸省告示第13号」『官報』1947年1月25日(国立国会図書館デジタルコレクション)