左座朋子
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江里朋子 | |
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生誕 |
1972年 京都 |
国籍 | 日本 |
教育 | 京都芸術短期大学 |
著名な実績 | 截金 |
受賞 | 日本工芸会新人賞 |
公式サイト | 公式ウェブサイト |
影響を受けた 芸術家 | 江里佐代子 |
江里朋子(えり ともこ、1972年 - )は日本の截金師(きりかねし)。江里康慧・江里佐代子の長女として京都に生まれる。結婚後は主に仏像関係は京都、工芸品や茶道具は福岡で截金作品を制作。
略歴
[編集]京都市左京区岡崎で生まれ、京都芸術短期大学(現:京都造形芸術大学)で日本画を学び、在学中より重要無形文化財「截金」保持者(人間国宝)である母、江里佐代子に截金の手ほどきをうける。古来より仏像を荘厳する技術として伝承された截金を、母と同様に飾筥や欄間、茶器などへ転用しその可能性を拡げる。第58回日本伝統工芸展(2011)において日本工芸会新人賞[1]、翌年以降も入選[2]し、2015年日本工芸会正会員認定。 2020年 京都府文化賞奨励賞を受賞。各メディアに採り上げられ、截金の魅力を伝え、截金の普及に努める[3]。茶道具商・左座(さざ)喜男と結婚。
年譜
[編集]- 1972年 父 仏師 江里康慧、母 截金の人間国宝 江里佐代子の長女として京都に生まれる
- 1991年 京都芸術短期大学日本画コース卒業。在学中より母に截金の手ほどきを受ける
- 2003年 仙台市 Y邸の截金オブジェ「はごろも」作成
- 2009年 石巻市 森邸の截金欄間 「季 皓々」作成
- 2010年 京都市 わざ永々棟の截金四季模様欄間作成
- 2011年 福岡市 嵯峨野の截金鳳凰文様欄間作成
- 2011年 第58回日本伝統工芸展で截金飾箱「皓華」で日本工芸会新人賞受賞[1]
- 2011年 西部伝統工芸展で截金四方盆「清明」が入選
- 2011年 銀座和光にて「江里康慧・江里佐代子展 仏像と截金 - 光 放たれるとき -」展/中信美術館にて「人間国宝 江里佐代子の伝言 - 康慧とともに創った荘厳の世界 -」展にて作品展示
- 2012年 第59回日本伝統工芸展で截金飾筥「奏耀」が入選[2]
- 2013年 第48回 西部伝統工芸展で截金飾筥「碧梁」が『九州朝日放送賞』を受賞
テレビ出演
[編集]- RKB毎日放送 『豆ごはん。』 -人生の応援歌- 2011.9.22
- NHK Eテレ『日曜美術館』-第58回日本伝統工芸展- 2011.9.25
- 福岡放送 『九州Dreamimgウーマン』2011.11.5
- 九州朝日放送 『KBCニュースピア』2012.1.6
- TVQ九州放送『のびのびカマンベーロ』2012.3.3
- NHK総合(九州・沖縄)『ぐるっと8県 九州沖縄 ふくおか発見伝』2012.9.11
- NHK総合『金曜プレミアム』-截金 左座朋子-2013.1.18
- BS-TBS『女子才彩』2013.3.17
- TBSテレビ『世界ふしぎ発見!』2020.12.19
新聞・雑誌
[編集]- 西日本新聞夕刊 『技の現場』2011.9.25
- 『シティ情報ふくおか』2012.3月号
- 『京都新聞』伝統フォーラム 『伝統新時代』2011.11.24
- 『朝日新聞』西部伝統工芸展受賞2013.5.27
脚注
[編集]- ^ a b 日本工芸会、2011、「受賞作品一覧 截金飾箱「皓華」」『第五十八回 日本伝統工芸展図録』(2012年10月8日取得、http://www.nihon-kogeikai.com/KOGEITEN/KOGEITEN-058/KOGEITEN-058-JUSYO.html)。
- ^ a b 日本工芸会、2012、「入選作品一覧 截金飾筥「奏耀」」『第五十九回 日本伝統工芸展図録』(2012年10月8日取得、http://www.nihon-kogeikai.com/KOGEITEN/KOGEITEN-059/KOGEITEN-059-SYUPPIN.html#D)。
- ^ 左座朋子、n. d.、「Media」『【截金】-きりかね-』(2012年10月8日取得、http://kirikane.net/#id47)。
参考文献
[編集]- 朧谷壽、2008、『春 京都'08』通巻9号、扶桑社ムック、2008年4月、ISBN 978-4-594-60526-1。
- アシェット婦人画報社、2010、『婦人画報 2010年7月号』2010年6月1日、ASIN B003LYJR2Y。
- いきいき、2012、『いきいき 2012年11月号』通巻191号40頁目、2012年10月10日、(2012年10月8日取得、http://www.e-ikiiki.net/ikiiki_digest/201211/index.html)。