工藤善太郎
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工藤 善太郎(くどう ぜんたろう、1860年8月11日(万延元年6月25日[1]) - 1932年(昭和7年)10月2日[2][3])は、明治から大正時代の政治家、地主、醸造家。衆議院議員(1期)。
経歴
[編集]のちの青森県南津軽郡大杉村(のち浪岡町、現在の青森市)に生まれる[4]。地主で酒造業を兼業した[4]。青森県師範学校卒業[4][3]。1890年(明治23年)青森県会議員に当選し、通算5期14年在任したほか、1898年(明治31年)には県参事会員も務めた[4]。ほか、大杉村会議員、南津軽郡会議員などを歴任した[4]。
1912年(明治45年)5月の第11回衆議院議員総選挙では青森県郡部から立憲政友会非公認で[4]出馬し当選[2]。1914年(大正3年)には政友会を脱党し、翌年の第12回総選挙では落選した[4]。その後は、民政党県支部顧問となった[4]。
ほか、1902年(明治35年)郷里の大杉村で小作米品評会を興し、1905年(明治38年)大杉信用組合を設立[4][3]。1908年(明治41年)には産業組合青森支部副会長に当選し、同年農事功労者として表彰された[4]。さらに、1919年(大正8年)大杉村長に就任し1922年(大正11年)まで在任[4]。青森森林会議員としても尽力した[4]。
親族
[編集]脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『第二十九回帝国議会 衆議院議員名簿』衆議院事務局〈衆議院公報号外〉、1912年 。
- 衆議院、参議院 編『議会制度七十年史 第11』大蔵省印刷局、1962年 。
- 上田正昭ほか 監修『講談社日本人名大辞典』講談社、2001年。ISBN 4062108496。
- 東奥日報社 編『青森県人名事典』東奥日報社、2002年。ISBN 4885610656。