工芸ニュース
表示
『工芸ニュース』(こうげいニュース)は、1932年(昭和7年)[1]に商工省工芸指導所(後に工業技術院産業工芸試験所[2])の編集で創刊された、日本の雑誌。戦時中は発行されなかったが、1974年(昭和49年)まで刊行された[3]。
戦後の第19巻2号からは丸善株式会社出版部による発行[4]。休刊は第1次オイルショックの影響もあった模様[5]。
先に発刊されていた『工芸指導』の普及版として発行され、国内外の工芸事情の紹介や工藝指導所の研究紹介を目的とした[6]。
戦時中の動向
[編集]昭和18年10月(第12巻第8号) - 昭和19年9月(第13巻第7号)は、「工芸指導」(後期)と名称を改めた。昭和19年10月より休刊し、昭和21年6月(第14巻第1号)から復刊[7]。
変遷
[編集]発行所 | 自 | 至 | ||
---|---|---|---|---|
工政会出版部 | 昭和 | 7年6月第 | 1巻 第1号昭和10年1月 | 第 | 4巻 第1号
工業調査協会 | 昭和10年2月 | 第 | 4巻 第2号昭和19年4月 | 第13巻 第3号 |
高山書院 | 昭和19年5,6月 | 第13巻 第4号 | 昭和21年6月 | 第14巻 第1号 |
技術資料刊行会 | 昭和21年10月 | 第14巻 第2号 | 昭和26年2月 | 第19巻 第1号 |
丸善株式会社 | 昭和26年7月 | 第14巻 第2号 | 昭和49年7月 | 第41巻 第3・4号 |
脚注
[編集]- ^ 産業工芸試験所におけるデザインと人間工学-1- - 一般財団法人工芸財団
- ^ 工業技術院産業工芸試験所 - Webcat Plus
- ^ 復刻版 工芸ニュース - 国書刊行会
- ^ 第41巻 第3・4号 休刊のご挨拶 p.102
- ^ 第41巻 第3・4号 工芸ニュース休刊について p.2
- ^ 仙台デザイン史博物館 「工藝指導所とは」 - 独立行政法人産業技術総合研究所東北センター
- ^ a b 工芸ニュース総目次について - SEIDEのお引越し(酒井道夫)