川村王
表示
川村王(かわむらおう、生没年不詳)は、奈良時代から平安時代初期にかけての皇族。官位は従四位下・内匠頭。
経歴
[編集]光仁朝の宝亀8年(777年)无位から従五位下に直叙され、宝亀10年(779年)少納言に任ぜられる。
桓武朝に入ると、延暦元年(782年)阿波守として地方官に転じる。延暦7年(788年)右大舎人頭として京官に復すが、翌延暦8年(789年)備後守に任ぜられ再び地方官を務めた。
その後、従四位下・内匠頭に叙任され、□□正や丹波守を兼帯している。
官歴
[編集]『六国史』による。
- 宝亀8年(777年) 11月20日:従五位下(直叙)
- 宝亀10年(779年) 11月28日:少納言
- 延暦元年(782年) 閏正月17日:阿波守
- 延暦7年(788年) 2月28日:右大舎人頭
- 延暦8年(789年) 4月14日:備後守
- 延暦9年(790年) 9月6日:従五位上
- 時期不詳:従四位下。内匠頭
- 延暦16年(797年) 2月15日:兼□□正(□は欠字)
- 延暦18年(799年) 正月29日:兼丹波守