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川崎村 (岩手県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
かわさきむら
川崎村
北上大橋
川崎村旗 川崎村章
川崎村旗
(1964年9月制定)
川崎村章
(1964年9月制定)
廃止日 2005年9月20日
廃止理由 新設合併
一関市、花泉町大東町千厩町東山町室根村川崎村一関市
現在の自治体 一関市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 岩手県
東磐井郡
市町村コード 03426-6
面積 42.49 km2
総人口 4,384
推計人口、2005年9月1日)
隣接自治体 一関市西磐井郡花泉町東磐井郡藤沢町千厩町東山町
村の木 うめ
村の花 きく
村の鳥 きじ
川崎村役場
所在地 029-0202
岩手県東磐井郡川崎村薄衣字諏訪前137番地
(現:岩手県一関市川崎町薄衣字諏訪前137番地)
外部リンク 川崎村 - ウェイバックマシン(2005年8月30日アーカイブ分)
座標 北緯38度54分4.1秒 東経141度15分50.5秒 / 北緯38.901139度 東経141.264028度 / 38.901139; 141.264028
川崎村の県内位置図
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川崎村(かわさきむら)は、岩手県東磐井郡にあった1956年薄衣村(うすぎぬむら)と門崎村(かんざきむら)が合併して成立。2005年平成17年)9月20日に、旧・一関市、花泉町大東町千厩町東山町室根村と合併し、新たな一関市となり廃止。

大船渡線の開業までは北上川舟運の中継地となっていた[1]

地理

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自然

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村の端を流れる北上川は、1947年9月に発生したカスリーン台風や翌年のアイオン台風、更に2002年台風6号によって村の中心部などに大規模な洪水被害をもたらした。それぞれの洪水被害が分かる洪水痕跡板が、村内の至る箇所に設置されている。

歴史

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地名の由来

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前九年の役の際に設置された、安倍氏十二柵の一つ、「河崎柵」の比定地であることによる。

年表

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川崎村が発足した1956年以降の主な事象。

  • 1959年昭和34年)12月 - 川崎保育所を設置[2]
  • 1961年(昭和36年) - 川崎村商工会を結成[3]
  • 1965年(昭和40年) - 薄衣地区に東磐衛生処理場を設置[3]
  • 1968年(昭和43年) - 川崎村中央公民館と村民プールを設置[3]
  • 1971年(昭和46年) - 過疎市町村に指定[3]
  • 1973年(昭和48年) - 両磐広域消防組合川崎分署と門崎保育所を設置[3]
  • 1986年(昭和61年)9月30日 - 村のシンボル(木・花・鳥)を制定[4]

行政区域の変遷

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行政

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公的機関

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警察

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岩手県警察

消防

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両磐地区消防組合

  • 千厩消防署川崎分署

公共施設

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1998年12月竣工[5]の生涯学習ステーション(2024年4月)

主な施設を掲載。

図書館

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公民館

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  • 川崎村立川崎公民館(生涯学習ステーション)
  • 柳沢公民館

文化センター

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  • 村民ホール(生涯学習ステーション内)

運動施設

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  • 川崎スポーツステーション:川崎体育センター(アリーナ:1,020 m2)、川崎テニスコート、川崎運動広場(多目的グラウンド:13,354 m2

経済

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第一次産業

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町内に本社及び拠点事務所を置く主な企業

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  • 門崎(外食)
  • 信原工業所

郵便

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薄衣矢作郵便局(2024年4月)

郵便局

  • 薄衣郵便局(集配局)
  • 薄衣矢作郵便局
  • 門崎郵便局

教育

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村内に高等学校は所在しない。最寄りの高校は岩手県立千厩高等学校(千厩町)。

高等学校

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※以下は廃校

  • 岩手県立千厩高等学校薄衣分校(1964年・千厩高校へ統合)

中学校

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  • 川崎村立川崎中学校

※以下は廃校

  • 川崎村立薄衣中学校(1962年・新設の川崎中学校へ統合)
  • 川崎村立門崎中学校(同上)

小学校

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※以下は廃校

  • 川崎村立薄衣小学校柳沢分校(1967年・薄衣小学校へ統合)
  • 川崎村立薄衣小学校南分校(1976年・同上)

保育園

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  • 川崎村立川崎保育園
  • 川崎村立門崎保育園

※以下は廃園

  • 高成保育所(2004年・川崎保育園へ統合)

交通

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鉄道

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道路

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名所・旧跡・観光

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岩手県指定文化財

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  • 最明寺石塔婆
  • 大乗寺のオシラサマ(有形民俗文化財)
  • 布佐神楽
  • 薄衣の笠マツ(天然記念物)

文化・名物

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祭事・催事

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  • ちゃっこい村のでっかい花火大会(かわさき夏まつり花火大会)
    毎年8月16日に北上川大橋付近の北上河畔で開催される花火大会。二尺玉や水中花火などが打ち上げれられる、東北有数の祭典である[6]。1962年(昭和37年)に始まった[7]
  • 浪分神社天王祭
  • Eボート大会 - 1995年(平成7年)に始まった[8]

名産・特産

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出身者

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脚注

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出典

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  1. ^ 第3次川崎村村勢発展計画 第2章第1節 - ウェイバックマシン(2005年10月28日アーカイブ分)
  2. ^ 小林文夫 1990, p. 186.
  3. ^ a b c d e 小林文夫 1990, p. 246.
  4. ^ 小林文夫 1990, そで.
  5. ^ プロダクト:一関市立川崎公民館(生涯学習ステーション)”. 関・空間設計. 2024年11月30日閲覧。
  6. ^ ちゃっこい村のでっかい花火”. 川崎村. 2005年10月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月10日閲覧。
  7. ^ a b いちのせき元気な地域づくり事業 I-Styleかわさき (PDF) (Report). 一関市川崎支所地域振興課. 2015.
  8. ^ Eボート - 川崎村 - ウェイバックマシン(2005年10月30日アーカイブ分)
  9. ^ iな人 農家レストランや道の駅で懐かしい味を提供している 千葉秀子さん」(PDF)『広報いちのせき』第102号、一関市、2009年12月15日、1頁。 
  10. ^ a b c 観光情報 - 川崎村 - ウェイバックマシン(2005年9月4日アーカイブ分)
  11. ^ かわさきおもてなしMAP”. 一関市観光協会川崎、一関市川崎支所産業経済課. 2024年11月30日閲覧。
  12. ^ #一関市 川崎町出身の俳優 #佐藤智広 さんがニューシングルを今日リリース!”. X. X Corp. (2023年2月22日). 2023年9月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月16日閲覧。

参考文献

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  • 小林文夫 著、岩手県文化財愛護協会 編『岩手県市町村地域史シリーズ45 川崎村の歴史』熊谷印刷出版部、1990年11月1日。 NCID BN06141940 

関連項目

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外部リンク

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