川井貞一
表示
川井 貞一 かわい ていいち | |
---|---|
生年月日 | 1933年1月16日(91歳) |
出生地 | 宮城県白石市 |
出身校 | 東北大学経済学部卒業 |
前職 | 白石市長 |
現職 | 全国首長九条の会共同代表、みちのくふる里塾塾長 |
所属政党 | 無所属 |
称号 | 旭日中綬章 |
配偶者 | 川井静子 |
当選回数 | 5回 |
在任期間 | 1984年11月14日 - 2004年11月13日 |
川井 貞一 (かわい ていいち、1933年(昭和8年)1月16日[1] - )は、日本の政治家。元・宮城県白石市長(5期)。
経歴
[編集]白石市の食品卸問屋を営む家庭に生まれる[2]。東北大学経済学部で安井琢磨から教えを受ける[3]。安井からは研究生として学窓に残る勧誘を受けたが、親の意向により卒業後は家業を継いだ[3]。
自由民主党宮城県連で青年部長などを務め、本人の回想では1974年の第10回参議院議員通常選挙に立候補した遠藤要の演説原稿の執筆もおこなっていた[2]。宮城県知事の山本壮一郎に師事する[4]。
1984年11月に白石市長に当選し、以後2004年まで5期務めた[5]。この間、全国市長会副会長も務めた[2]。
市長在任中は産業廃棄物最終処分場の建設を阻止するため、1998年に住民投票を実施し、最終的に建設中止に持ち込んだ[6][7]。
2008年、宮城県下の市町村長経験者による「憲法九条を守る首長の会」を結成し、会長に就任した[6]。
2019年11月17日、憲法9条の改正に反対する首長や首長経験者による「全国首長九条の会」の結成総会が、明治大学のリバティータワーで開かれた。同日時点の呼び掛け人・賛同者は131人で、うち現職は13人。川井は8人の共同代表のひとりに選ばれた[9][10][11]。
脚注
[編集]- ^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、39頁。
- ^ a b c “登高望遠 元白石市長・川井貞一さん回想録(1)2人の首相 格差解消 広く深い溝”. 河北新報. (2017年3月21日) 2017年9月30日閲覧。
- ^ a b “登高望遠 元白石市長・川井貞一さん回想録(5)同窓生との思い出 藤井先輩 陰で支える”. 河北新報. (2017年3月26日) 2017年9月30日閲覧。
- ^ “登高望遠 元白石市長・川井貞一さん回想録(2)官僚支配 隷属脱却 道のり険し”. 河北新報. (2017年3月22日) 2017年9月30日閲覧。
- ^ “登高望遠 元白石市長・川井貞一さん回想録(3)失敗と教訓 政官陳情 情報が肝心”. 河北新報. (2017年3月23日) 2017年9月30日閲覧。
- ^ a b “登高望遠 元白石市長・川井貞一さん回想録(6完)自治と憲法 安全守る 責務を痛感”. 河北新報. (2017年3月27日) 2017年9月30日閲覧。
- ^ 条例に基づく住民投票の実施事例 (PDF) - 苫小牧市
- ^ “平成17年秋の叙勲 旭日中綬章受章者” (PDF). 内閣府. p. 2 (2005年11月3日). 2006年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月20日閲覧。
- ^ 西村奈緒美 (2019年11月17日). “「全国首長九条の会」を結成 現職の首長ら131人賛同”. 朝日新聞 2019年11月18日閲覧。
- ^ “改憲阻止 地域で展開 「全国首長九条の会」結成”. 河北新報. (2019年11月18日) 2019年11月18日閲覧。
- ^ “9条守れ 首長ズラリ 一点で協力 「会」を結成”. しんぶん赤旗. (2019年11月18日) 2019年11月18日閲覧。