崎田喜美枝
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崎田 喜美枝(さきた きみえ、1935年3月30日[1][2] - 2020年9月1日[3] )は、日本のファッション・デザイン研究者、学校法人関西女子学園理事長、宝塚大学学長[4]。英字表記は「Kimmy Sakita」[1]。大阪府出身[2]。芸術学博士。
経歴
[編集]1962年、渡米してニューヨーク州立ファッション工科大学でファッションを学び、その後、パリのランバンのアトリエでの研修を経て、帰国後の1970年に『ファッションデザイン』を出版した[5]。
関西女子美術短期大学(宝塚造形芸術大学短期大学部の前身)教授を経て、池田正男とともに1987年の宝塚造形芸術大学(宝塚大学の前身)創設に参画する[6]。
宝塚造形芸術大学教授となり[7]、その後、長く副学長を務め、学長に就任した[8]。
2004年、「Computer fashion design:Collaborative fashion approach」により、宝塚造形芸術大学(宝塚大学の前身)から博士(芸術学)を取得した[9]。
池田正男の死去後、学校法人関西女子学園理事長となった[4]。
また、この間、社団法人日本デザイン文化協会大阪支部長を務めた[6]。
おもな業績
[編集]単著
[編集]- ファッションデザイン、服飾手帖社、1970年
- ファッションデザイン、関西女子美術短期大学出版局、1975年
- パターンメーキングとグレーディングテクニック:パターンの基礎技法の原理から展開へ、関西女子美術短期大学出版局、1981年
- ファッションポートフォリオ:研究・作品・評論、同朋舎出版、1986年
- パターンメイキングとグレーディングテクニック:パターンの基礎技法の原理から展開へ、同朋舎出版、1991年
- ファッションディレクション:感性工学アプローチ、同朋舎出版、1992年
- ファッションアート アンド デザイン:芸術解剖にもとづく服飾デザインの基礎と応用、同朋舎出版、1993年
- コンピュータファッションデザイン:Collaborative fashion approach、宝塚造形芸術大学出版局、1999年
- Fashion art:芸術解剖にもとづくファッションデザインの発想、宝塚造形芸術大学出版局、2003年
- Fashion branding:new luxury branding & MOT、宝塚造形芸術大学出版局、2006年
編著
[編集]- Basic sewing:アパレルテクノロジー、宝塚造形芸術大学出版局、2000年
- 立体裁断:基礎技法からデザインへ、宝塚造形芸術大学出版局、2002年
脚注
[編集]- ^ a b “WebCat Plus 崎田 喜美枝 (1935-)”. 国立情報学研究所. 2015年3月1日閲覧。
- ^ a b 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.261
- ^ “崎田喜美枝さん死去:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2020年9月15日閲覧。
- ^ a b c “News&Topics 宝塚大学 学長、副学長就任について”. 宝塚大学 (2015年2月23日). 2015年3月1日閲覧。
- ^ “らうんじ 崎田喜美枝さん だれでも学べるファッション(人間往来)”. 朝日新聞・夕刊: p. 3. (1996年8月28日) - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
- ^ a b 宮田達夫 (2012年6月4日). “崎田喜美枝さん<宝塚大学 理事長>(ページ中段)”. 宮田達夫. 2015年3月1日閲覧。
- ^ 教授になった時期については、1993年とする公的資料があるが、新聞報道の肩書きでは、1992年時点で教授とされている。:宝塚造形芸術大学. “様式第3号(その1) 教員名簿 学長の氏名等” (PDF). 文部科学省. 2015年3月1日閲覧。:“競馬はおしゃれに観戦 宝塚記念はスーツ姿や帽子着用で”. 朝日新聞・朝刊・兵庫. (1992年6月10日) - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
- ^ 『宝塚造形芸術大学 自己評価報告書』(PDF)宝塚造形芸術大学、2008年 。2015年3月1日閲覧。
- ^ “Computer fashion design:Collaborative fashion approach 崎田喜美枝”. 国立国会図書館. 2015年3月1日閲覧。