岩谷徹 (版画家)
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岩谷徹 | |
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生誕 |
1936年2月12日(88歳) 福島県郡山市 |
国籍 | 日本人 |
著名な実績 | 版画 |
代表作 | 能面シリーズ・日本スタイル・太陽,月・道化,ピエロ・花・風景・静物・宗教的・仮面,人形 ・シュール的 |
運動・動向 | メゾチント |
受賞 | 1972年サロン・デ・アルティスト・フランセ 銅賞 |
公式サイト | 岩谷徹-人生、仕事、傑作 |
影響を受けた 芸術家 | 浜口陽三、鎌田正蔵 |
岩谷 徹(いわや とおる) (1936年-)は、日本の版画家。銅版画の一種であるメゾチント・カラーメゾチント技法作家。
略歴
[編集]福島県郡山市にて1936年に生まれる。福島県立安積高等学校を卒業し、東京水産大学(現在の東京海洋大学)に19歳のとき入学した。24歳で 郡山市へ帰省。1965年29歳で菅野慶子と結婚。1971年35歳でフランスに渡り、パリの屋根裏で28年間一度も引っ越す事なく生活し、150点のメゾチントを作成した。それらの作品のサイズは中から小作品が多く、カラー作品は主版ばかりでなく他のすべての色版もメゾチント技法を使った。35年間で大作20点を含む30数点の能面シリーズを完成させた。1999年に帰国した。
展示会
[編集]個展
[編集]- 1978年
- パリにて個展
- 1980年
- ギャラリーアンタレス
- ケルンにて個展
- モントリオールのケベック大学にて
- 東京のギャラリーオスカーアート
- 1982年
- カナダのハルにて日本大使出席のもとで
- 1983年
- 東京、横浜、武蔵野にて
- 1984年-1986年
- スイスのジュネーヴ、ギャラリーベルナール、ルチュにて
- 1987年
- 札幌、ギャラリー彩
- 1989年
- 大阪府、ギャリー壺中天
- 1991年
- 郡山市、郡山文化センター
- 1992年
- 東京都、ギャラリー毛利
- 1993年
- 東京都、養清堂画廊
- 1994年
- 東京都、伊勢丹新宿本店
- 1997年
- 東京都、養清堂画廊
- 2000年
- 東京都、兜屋画廊
- 2001年
- 東京都、秀友画廊
- 2004年
- 新潟県、知足美術館
- 2005年
- 福岡県、福岡市美術館
- 2006年
- 福岡県、福岡日動画廊
- 2007年
- 福島県、アートスペースエリコーナ 銅版画展-メゾチントの世界-
- 2011年
- 福島県、アートスペースエリコーナ 銅版画展-40年の成果-能面シリーズ
グループ展
[編集]- 1982年
- アメリカ、ニューヨーク、浜口陽三とグループ展
- 1986年
- アメリカ、ニューヨーク、浜口陽三,斉藤カオルとグループ展
- 1987年
- スイス、ジュネーヴ、岩谷徹を中心としたメゾチントのグループ展
- 1989年
- 埼玉県、埼玉県立近代美術館主催展覧会「地,間,余白」展に招待出品[Ground, Interval, Space]
- 2002年
- フランス、「タイユ.エ.クレヨン」主催による7人の銅版画家の7つのテクニック展
代表作品
[編集]能面シリーズ・日本スタイル・太陽,月・道化,ピエロ・花・風景・静物・宗教的・仮面,人形 ・シュール的がある。
受賞歴
[編集]- 1972年 - サロン・デ・アルティスト・フランセ で銅賞受賞(フランス・パリ)
参考文献
[編集]- 版画芸術31号 1980年 岩谷徹のマニエール・ノワール 心に響く純度 P156ー161
- 版画芸術119号 2003年 岩谷徹 パスカルの葦 P104ー109
- 美術の窓 2010年10月号 養清堂画廊 被爆の聖母子 P129
- 福島民報 民報サロンに6回・パリの生活のコラム掲載
関連項目
[編集]- 浜口陽三 - 作品を見てメゾチント一本で行くことを決心した。
- 長谷川潔
- 版画家
- 版画#凹版画
- 版画#メゾチント(直接法)
- カラーメゾチント技法
- 鎌田正蔵 - 出展先のアドバイスと若松光一郎を紹介、慶子夫人の油絵の師
外部リンク
[編集]- 岩谷徹-人生、仕事、傑作
- 岩谷徹・とーるちゃんのブログ
- 福島民友「能シリーズ」の銅版画40点を展示 エリコーナで岩谷さん - ウェイバックマシン(2015年6月8日アーカイブ分)