岩渕香里
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基本情報 | |||||||||
フルネーム | Kaori Iwabuchi | ||||||||
誕生日 | 1993年4月28日(31歳) | ||||||||
出身地 |
日本 長野県上田市 | ||||||||
身長 | 164cm | ||||||||
選手情報 | |||||||||
クラブ | 北野建設 | ||||||||
使用メーカー | Fluege.de | ||||||||
最高記録 | 131.5 m (大倉山 2016年) | ||||||||
ワールドカップ | |||||||||
シーズン | 2011年 - | ||||||||
優勝回数 | 0回 | ||||||||
他の表彰台 | 0回 | ||||||||
表彰台獲得数 | 0回 | ||||||||
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最終更新日:2016年3月13日 |
岩渕 香里(いわぶち かおり、1993年4月28日 - )は、日本の元スキージャンプ選手である。
経歴
[編集]菅平中学在学中の2009年3月3日に蔵王で行われたコンチネンタルカップ(国際蔵王ジャンプ大会NHK杯)で国際戦デビュー(21位)。翌日に行われたコンチネンタルカップ(国際蔵王ジャンプ大会山形市長杯)は失格となった。長野県飯山高等学校に進学し、2010年1月23日に行われたコンチネンタルカップシェーンヴァルト=ショーナッハ大会で16位(日本人最高位)に入る。2011-12年シーズンから始まったワールドカップに初戦から参戦し第11戦の蔵王で自己最高の7位となった。
松本大学1年時の2012年のサマーグランプリではクールシュヴェルで10位、ヒンターツァルテンで5位と2戦終了時点で総合8位に入り、その後の国内2戦でも高梨沙羅を破って優勝したが、9月に遠征先のイタリアで着地時に両膝の前十字靭帯を断裂し、手術とリハビリに費やすこととなる[1]。2013年の7月に復帰しサマーグランプリに参戦した。2013-14年シーズンから5シーズンは高梨沙羅、伊藤有希に次いで日本人3番手の成績を残している。
2016年1月10日、TVh杯ジャンプ大会で伊藤有希を破って(年齢・学生などの制限のない)国内戦では3年4か月ぶりに優勝した。2月19日のワールドカップ第15戦のラハティで6位に入り自己最高位を更新した。
2016年北野建設入社、同社スキー部に所属[2]。サマーグランプリやワールドカップでコンスタントな成績を残し、入社以降3大会連続で世界選手権に出場する。2018年の平昌オリンピックにも出場し、個人12位となった。
2022年北京オリンピックでは個人18位となった[3]。4月1日に引退を発表した。今後は北野建設に残り他業務に就くことになっている[4]。
主な競技成績
[編集]オリンピック
[編集]- 2018年平昌オリンピック( 韓国)
- 個人ノーマルヒル 12位
- 2022年北京オリンピック( 中国)
- 個人ノーマルヒル 18位[3]
世界選手権
[編集]- 2015年ファールン大会( スウェーデン)
- 個人ノーマルヒル 36位
- 2017年ラハティ大会( フィンランド)
- 個人ノーマルヒル 11位
- 2019年ゼーフェルト大会( オーストリア)
- 2021年オーベルストドルフ大会( ドイツ)
- 個人ラージヒル 29位
ジュニア世界選手権
[編集]ユニバーシアード
[編集]ワールドカップ
[編集]総合成績
[編集]個人総合成績 | ||||||
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シーズン | 総合 | 優勝 | 準優勝 | 3位 | 備考 | |
2011/12 | 23位 | 0回 | 0回 | 0回 | ||
2013/14 | 31位 | 0回 | 0回 | 0回 | ||
2014/15 | 26位 | 0回 | 0回 | 0回 | ||
2015/16 | 22位 | 0回 | 0回 | 0回 | ||
2016/17 | 18位 | 0回 | 0回 | 0回 | ||
2017/18 | 16位 | 0回 | 0回 | 0回 | ||
2018/19 | 27位 | 0回 | 0回 | 0回 | ||
2019/20 | 34位 | 0回 | 0回 | 0回 | ||
2020/21 | 31位 | 0回 | 0回 | 0回 | ||
合計 | ---- | 0回 | 0回 | 0回 |
表彰台
[編集]女子団体 | |||||
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シーズン | 開催日 | 開催地 | ヒルサイズ | 成績 | メンバー |
2017/18 | 12月16日 | ヒンターツァルテン | 108 | 優勝(1) | 伊藤有希 岩渕香里 勢藤優花 高梨沙羅 |
1月20日 | 蔵王 | 102 | 優勝(2) | 岩渕香里 勢藤優花 伊藤有希 高梨沙羅 |
サマーグランプリ
[編集]- 最高順位 5位(2回)、団体2位1回
シーズン | 順位 | ポイント |
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2013 | 15. | 71 |
2014 | 32. | 39 |
2015 | 10. | 54 |
2016 | 19. | 62 |
2017 | 7. | 91 |
2018 | 15. | 97 |
2019 | 19. | 61 |
コンチネンタルカップ
[編集]- 2位2回
シーズン | 順位 | ポイント |
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2008/09 | 70. | 11 |
2009/10 | 41. | 46 |
2010/11 | 65. | 13 |
2011/12 | 20. | 85 |
2018/19 | 14. | 160 |
2019/20 | 74. | 11 |
国内大会
[編集]- 塩沢ジャンプ大会:第24回女子の部 優勝(2012年)
- 妙高サマージャンプ大会:第12回女子の部 優勝(2012年)
- 全日本学生スキー選手権大会ノルディックスキー・スペシャルジャンプ:第88回、第89回 女子2部 優勝(2014年、2015年)
- TVh杯ジャンプ大会:女子の部 優勝(2016年)
脚注
[編集]- ^ 松原孝臣 (2013年11月3日). “両膝靱帯損傷から1年。岩渕香里、完全復活へ――。~高梨沙羅の活躍を刺激に~”. Sports Graphic Number Web. 文藝春秋. 2016年1月11日閲覧。
- ^ 北野建設スキー部選手紹介 岩渕香里
- ^ a b “【ジャンプ】岩渕香里18位「大切な1日」1回目「1番いいジャンプ」で11位も2回目伸びず”. 日刊スポーツ 2022年2月20日閲覧。
- ^ “岩渕香里 現役引退のお知らせ”. 北野建設 (2022年4月1日). 2022年12月5日閲覧。
- ^ “Universiade - Women's HS106 14.12.2013”. FIS. 2021年3月30日閲覧。
- ^ “Universiade - A Team HS106 17.12.2013”. FIS. 2021年3月30日閲覧。