岡野大嗣
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岡野 大嗣 (おかの だいじ) | |
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誕生 |
1980年1月1日(44歳) 日本・大阪府 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 2011年 - |
ジャンル | 短歌 |
主な受賞歴 | 第57回短歌研究新人賞次席 |
デビュー作 | 『サイレンと犀』(2014年) |
岡野 大嗣(おかの だいじ、1980年1月1日[1] - )は、日本の歌人。大阪府出身[2]。無所属。
来歴
[編集]2011年、笹井宏之『えーえんとくちから』と石川啄木『一握の砂』を読んだことで作歌を始める[3][4]。短歌結社には所属せず、活動初期は新聞や雑誌の短歌投稿欄を作品発表の場としていた。はじめて採用されたのはフリーペーパー紙『うたらば』[3]。その後は『夜はぷちぷちケータイ短歌』や『短歌あります』(ダ・ヴィンチ)、新聞歌壇などで常連投稿者になる[5][注釈 1]。
2014年8月、『選択と削除』で第57回短歌研究新人賞次席[6]。選者の穂村弘からは「アイロニカルな眼差し」「批評を突き抜けたブラックユーモア」[7]を評価される。同年12月、書肆侃侃房から第一歌集『サイレンと犀』を出版。
2018年、木下龍也との共著歌集『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』を出版。発行部数は1万3千部(2020年12月28日時点)[8]。
2020年、ナナロク社の「あたらしい歌集選考会」の選考者に就任[9]。
作品
[編集]歌集
[編集]- 『サイレンと犀』書肆侃侃房、2014年、ISBN 978-4-86385-166-5
- 『たやすみなさい』書肆侃侃房、2019年、ISBN 978-4-86385-380-5
- 『音楽』ナナロク社、2021年、ISBN 978-4-86732-007-5
共著
[編集]- 『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』木下龍也共著、挟込小説:舞城王太郎、ナナロク社、2018年、ISBN 978-4-904292-77-8
- 『今日は誰にも愛されたかった』木下龍也・谷川俊太郎共著、ナナロク社、2019年、ISBN 978-4-904292-91-4
アンソロジー
[編集]- 『黒い雲と白い雲との境目にグレーではない光が見える』監修、左右社、2021年、ISBN 978-4-86528-017-3
- 『新短歌教室の歌集 1』木下龍也共同監修、ナナロク社、2021年、ISBN 978-4-86732-003-7
連載
[編集]- 「岡野大嗣と詠むレッツ短歌!」Meets Regional、京阪神エルマガジン社、2021年6月号 - 連載中
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 『短歌ください』への投稿作は『短歌ください そのニ』 (ダ・ヴィンチブックス 、ISBN 978-4-04066-368-5)に収録。
出典
[編集]- ^ 『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』ナナロク社、2018年、p.138
- ^ “コラム/オトコの別腹/岡野大嗣さん「西洋茶館」の苺(いちご)のショートケーキ-朝日マリオン・コム-”. www.asahi-mullion.com. 2022年9月13日閲覧。
- ^ a b 『NHK短歌』NHK出版、2018年5月号、p.82
- ^ 『短歌研究 』短歌研究社、2022年8月号、pp.66-67
- ^ 『短歌研究』短歌研究社、2022年8月号、p.67
- ^ 『短歌研究』短歌研究社、2014年9月号、 pp.72-73
- ^ 『短歌研究』短歌研究社、2014年9月号、p.103
- ^ “気鋭の歌人、木下龍也 「天才による 凡人のための短歌教室」 周南出身、初の入門書”. 周南・下松・光の地域のニュースを届ける新聞社|新周南新聞社. 2022年9月13日閲覧。
- ^ “「あたらしい歌集選考会」のお知らせ|ナナロク社|note”. note(ノート). 2022年9月13日閲覧。
- ^ “NHK短歌”. NHK. 2023年4月1日閲覧。
参考文献
[編集]「「短歌ブーム」岡野大嗣インタビュー(聞き手=渡辺祐真/スケザネ)」『短歌研究』短歌研究社、2022年8月号
外部リンク
[編集]- 岡野大嗣(@kanatsumu) - Twitter
- silentdaiji(@silentdaiji) - Instagram