岡田守彦
岡田 守彦(おかだ もりひこ、1938年3月 - )は日本の人類学者。筑波大学名誉教授。学位は理学博士(東京大学)[1]。専門は自然人類学。
来歴
[編集]東京大学理学部生物学科人類学課程卒業。東京大学大学院理学系研究科博士課程満期中退。東京大学理学部助手、京都大学霊長類研究所助手、東京教育大学体育学部助教授を経て、1987年~筑波大学助教授。1995年~筑波大学先端学際領域研究センター教授。1990~2000年 筑波大学体育科学系教授。2004年~2006年 帝京平成大学ヒューマンケア学部教授。2015年 筑波大学名誉教授。日本人類学会会員、理事。日本解剖学会、日本霊長類学会、バイオメカニズム学会他の会員[2]。
専門分野
[編集]- ヒト二足歩行の生体機構とその進化に関する研究[3]、表面筋電図の基礎と応用に関する研究、高齢者の生活機能に関する研究[4]に従事してきた。とくに霊長類の二足歩行と姿勢に関する研究で知られている[5][6]。
脚注
[編集]2. 岡田守彦:なぜ大腰筋に着目するか,バイオメカニズム学会誌 24 (3) 140 (2000).https://doi.org/10.3951/sobim.24.140
3. 岡田守彦:ヒトの起源:バイペダリズムの獲得を中心に(<特集>人類の起源),バイオメカニズム学会, 21(4)185-190 (1997) https://doi.org/10.395/sobim.21.185
4. 岡田守彦・松田光生・久野譜也 編著:高齢者の生活機能増進法ー地域システムと具体的ガイドライン,紀伊国屋書店 (2000). ISBN: 978-4-93-141119-7
5. Okada M: An electromyographic estimation of the relative muscular load in different human postures. J. Hum. Ergol. 1:75-93 (1972). https://doi.org/10.11183/jhe1972.1.75
6. Yamazaki N, Ishida H, Kimura T, Okada M: Biomechanical analysis of primate bipedal walking by computer simulation. J. Hum. Evol. 8(3) 337-349 (1979). https://doi.org/10.1016/0047-2484(79)90057-5
- ^ “学位論文データベース”. gakui.dl.itc.u-tokyo.ac.jp. 2024年11月14日閲覧。