岡本勝人
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岡本 勝人(おかもと かつひと、1954年(昭和29年)7月20日 - )は、日本の詩人、文芸評論家。
埼玉県小川町に生まれる。県立川越高等学校卒業後、青山学院大学法学部公法学科に進学。大学在学中に、西洋史の秀村欣二、文芸評論家の饗庭孝男、詩人の黒田三郎に出会う。また高校の同窓である作家の盛田隆二、水城昭彦と同人誌「積乱雲」を発行する。大学卒業後、学校法人大乗淑徳学園に勤務。在職中に、加島祥造、北村太郎、疋田寛吉などの「荒地」の詩人に出会う。また、小田切進、清岡卓行、高橋英夫に親炙する。早稲田文学、三田文学に作品を寄稿。週刊読書人にて、書評を執筆。その他、詩と詩論に関する書評、古寺巡礼や白洲正子論、柳宗悦論を執筆し、今日に至る。日本ペンクラブ会員。日本現代詩人会会員。
主な著書
[編集]評論集
[編集]- 『ノスタルジック・ポエジー』(2000年、小沢書店)
- 『現代詩の星座』(2003年、審美社)
- 『「生きよ」という声 鮎川信夫のモダニズム』(2017年、左右社)
- 『詩的水平線ー萩原朔太郎から小林秀雄と西脇順三郎』(2019年、響文社)
- 『1920年代の東京 高村光太郎、横光利一、堀辰雄』(2021年、左右社)(第18回日本詩歌句随筆評論大賞奨励賞(評論部門))
- 『仏教者 柳宗悦 浄土信仰と美』(2022年、佼成出版社)
詩集
[編集]- 『シャーロック・ホームズという名のお店』(1990年、思潮社)
- 『ビーグル犬航海記』(1993年、思潮社)
- 『ミゼレーレ 沈黙する季節』(2004年、書肆山田)
- 『都市の詩学』(2007年、思潮社)
- 『古寺巡礼のカルテット』(2011年、思潮社)
- 『ナポリの春』(2015年、思潮社)
編著等
[編集]- 『現代日本と仏教 第Ⅲ巻現代思想・文学と仏教』(2000年、平凡社)「三島由紀夫の文学と仏教」
- 『立原道造詩集』(2003年、角川春樹事務所「ハルキ文庫」)「解説」
- 疋田寛吉著『詩人の書』(2006年、二玄社)編・「解説」
- 『展望 現代の詩歌 詩II』(飛高隆夫・野山嘉正編・2007年、明治書院)「清岡卓行」
- 『定本 清岡卓行全詩集』(2008年、思潮社)「解題」
- 『資料・現代の詩 2010』(2010年、日本現代詩人会編)「年譜協力」
- 柳宗悦著『木喰上人』(2018年、講談社文芸文庫)「解説」