岡啓輔
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岡 啓輔(おか けいすけ、1965年 - )は日本の建築家。一級建築士。2004年8月出版の『高山建築学校伝説』中、「踊るセルフビルダー 岡啓輔」という節(pp.204-205)では、大工、ダンサー、セルフビルダー、元「岡画郎」主催者、と紹介されている。
福岡県柳川市に生まれる。筑後市の船小屋温泉で育つ[1]。1981年、大牟田市の国立有明工業高等専門学校建築学科に入学[2]、1986年、同校を卒業。一時、会社員などの経験を経て、1988年、22歳で高山建築学校に入校する。1993年、セルフビルドを活動の中心とする、岡土建を開始する[3]。以後、ダンサーとして、岡画郎を運営(1995年-2003年)[1]。岡画郎とは、自由に参加できる参加型の場であり、不特定多数の参加者が集うことができた。参加者はテーマを定め、討議して、その場によっては作品制作や展示を行なった[3]。
2003年、蟻鱒鳶ルの案が「SDレビュー」に入選する。選考委員の藤森照信が、地下1階で地上3階の鉄筋コンクリート造の自宅を、セルフビルドで建設するという計画を高く評価したことによる(藤森賞を受賞)[4]。2005年11月末に着工し、東京都港区の三田にて、RC造の蟻鱒鳶ル(アリマストンビル、建築面積25平米、延べ床面積100平米)を敷地面積12坪(40平米)の土地[5]で造り始め、2018年12月現在、ビルは建築中である[6]。200年もつ[7]といわれたコンクリートによって、70cmの打設により、建設されている。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『高山建築学校伝説』2004年 著 趙海光 鹿島出版会 ISBN 4-306-04440-8
- 『3.11以後の建築:社会と建築家の新しい関係』2014年 編著 五十嵐太郎、山崎亮 学芸出版社 ISBN 978-4-7615-2580-4
- 「せかい!!:岡啓輔の200年」著 新井英樹(『セカイ、WORLD、世界』2018年 KADOKAWA )
- 『バベる:自力でビルを建てる男』2018年 著 岡啓輔 筑摩書房 ISBN 978-4-480-87396-5