岐阜県博物館
岐阜県博物館 Gifu Prefectural Museum | |
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岐阜県博物館 マイ・ミュージアム | |
施設情報 | |
専門分野 | 総合 |
館長 | 副島 雅浩 |
事業主体 | 岐阜県 |
管理運営 | 岐阜県 |
建物設計 | 日建設計、岐阜県[1] |
延床面積 | 10,242.49m2[1] |
開館 | 1976年(昭和51年)5月5日[1] |
所在地 |
〒501-3941 岐阜県関市小屋名1989 (岐阜県百年公園内 北口よりすぐ) |
位置 | 北緯35度28分41.54秒 東経136度52分7.19秒 / 北緯35.4782056度 東経136.8686639度座標: 北緯35度28分41.54秒 東経136度52分7.19秒 / 北緯35.4782056度 東経136.8686639度 |
外部リンク | 公式サイト |
プロジェクト:GLAM |
岐阜県博物館(ぎふけんはくぶつかん、Gifu Prefectural Museum)は、岐阜県関市にある県営の博物館である。
岐阜県百年公園の園内にある。
1971年(昭和46年)3月、岐阜県置県100周年記念事業として博物館建設が決定し、1976年(昭和51年)5月5日開業する。
概況
[編集]- 本館とマイ・ミュージアム棟の2つの建物で構成され、本館3階とマイ・ミュージアム棟3階が渡り廊下で結ばれている。館外施設として自然観察のこみち、旧徳山村民家がある。
- 本館には、自然展示室、人文展示室、特別展示室、企画展示室、みんなの部屋、図書資料室などがある。
- マイ・ミュージアム棟には、マイミュージアムギャラリー、けんぱくホールがある。
- 岐阜県博物館の入り口手前には、長さ約90m、傾斜約25度という急坂があり、高齢者や障害者には不便であった。そこで、2002年(平成14年)に無料のスロープカーを設置し、高齢者、障害者も安心して入館できるようになった。
- 博物館法上の博物館(登録博物館)である[2]。また、岐阜県独自の岐阜県まちかど美術館・博物館に登録されている。
施設概況
[編集]本館
[編集]建物は1973年(昭和48年)8月起工、1975年(昭和50年)7月竣工[3]。3階建の建物であるが、開館当初から1994年(平成6年)までは地下1階地上1・2階と表記されていた[4]。マイ・ミュージアム棟の完成に伴い、玄関はマイ・ミュージアム棟の玄関に統一。従来の玄関は団体専用入口に変更し、地上1・2・3階に表示を変更[5]。2012年(平成24年)からは地上2・3・4階に表示を変更している[6]。
- 4階
- 人文展示室
- 特別展示室
- 企画示室
- 図書資料室
- 特別収蔵庫
- 休憩ラウンジ
- 3階
- 自然展示室(1・2)
- みんなの部屋
- 講 堂
- 研修室
- 収蔵庫(第6)
- メインホール
- 2階
- 収蔵庫(第1 - 6)
- 空調電気機械室
マイ・ミュージアム棟
[編集]建物は1994年(平成6年)1月起工、1995年(平成7年)3月竣工[3]。4階建の建物である。
- 4階
- 収蔵庫
- 3階
- けん ぱくホール
- 調整室
- 2階
- マイミュージアムギャラリー
- 控室
- 収蔵庫
- 1階
- エントランスホール
自然観察のこみち
[編集]「館内における“郷土の自然”の展示に対応し自然環境の中に生きた展示物として、季節とともに移り変わる自然のすがたを観察できるようにした場」として開業時に整備された。本館とマイ・ミュージアム棟の周りにツツジの群生地、百草園、マンサクの林、見晴台、全長約830mの小路などが整備されている[3]。
旧徳山村民家
[編集]旧徳山村の民家(木造平屋一部2階建茅葺)である。かつての所在地は徳山村大字戸大字村内であり、幕末から明治初期の建物と推測され、延床面積は197.48m2、建築面積は120.97m2[3]。徳山の生活を後世に語り継ぐため、宮川家から家屋の提供を受け移築復元。1987年(昭和62年)9月17日竣工、同年10月7日から公開。徳山村の生活用具なども展示する[3]。建物は2018年(平成30年)11月2日に国登録有形文化財「旧宮川家住宅主屋」に指定されている[3][7]。
老朽化のため長らく内部非公開であったが、2019年(令和元年)より整備事業を進められ、2022年(令和4年)11月より外観及び内部の修復工事が行われている[3][8]。公開は令和6年度の予定[9]、2024年(令和6年)4月27日より公開を再開する[10]。
略歴
[編集]- 1976年(昭和51年)5月5日 - 岐阜県博物館開館。
- 1985年(昭和60年)10月 - 入館者数が100万人を達成[3]。
- 1987年(昭和62年)10月 - 旧徳山村民家を移築。
- 1995年(平成7年)7月17日 - 通産省補助事業により全国で6カ所設置された「マルチメディア情報センター」のひとつとして、新館「マイ・ミュージアム」が開館。
- 2000年(平成12年)11月 - 入館者数が200万人を達成[3]。
- 2002年(平成14年) - 入り口手前の坂に無料のスロープカーを設置。
- 2003年(平成15年) - スロープカーの愛称が「らくらく号」に決まる。
- 2009年(平成21年) - マイ・ミュージアム4階のマルチメディアスタジオを廃止。跡地は2012年(平成24年)に収蔵庫となる。
- 2018年(平成30年)5月 - 入館者数が300万人を達成[3]。
施設情報
[編集]本館・マイ・ミュージアム
[編集]- 開館時間
- 午前9時-午後4時30分 (4月-10月)
- 午前9時30分-午後4時30分 (11月-3月)
- 休館日
- 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)、祝日の翌日、年末・年始
- 入館料
- 本館:大人340円、大学生110円、小中高生無料
- 特別展開催時は別料金
- マイ・ミュージアム:無料
旧宮川家住宅
[編集]- 開館時間
- 午前9時-午後4時 (4月-10月)
- 休館日
- 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)、祝日の翌日、年末・年始
- 入館料
- 無料
交通
[編集]公共交通機関
[編集]自動車
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “岐阜県博物館”. 博物館の図鑑. 2013年7月31日閲覧。
- ^ “岐阜県内の登録博物館、指定施設一覧” (PDF). 岐阜県. 2024年6月30日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “岐阜県博物館報第45号(2022年)” (PDF). 岐阜県博物館. 2023年6月25日閲覧。
- ^ “岐阜県博物館報第17号(1994年)” (PDF). 岐阜県博物館. 2023年6月25日閲覧。
- ^ “岐阜県博物館報第18号(1995年)” (PDF). 岐阜県博物館. 2023年6月25日閲覧。
- ^ “岐阜県博物館報第35号(2012年)” (PDF). 岐阜県博物館. 2023年6月25日閲覧。
- ^ 旧宮川家住宅主屋(文化遺産オンライン)
- ^ 「旧徳山村民家(旧宮川家住宅主屋)」公開の中止・修復工事について(岐阜県博物館)
- ^ 旧宮川家住宅主屋(旧徳山村民家)の整備状況について(岐阜県博物館)
- ^ 国登録有形文化財旧宮川家住宅主屋の一般公開を再開します(岐阜県博物館)