岐阜大学大学院地域科学研究科
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岐阜大学大学院地域科学研究科(ぎふだいがくだいがくいんちいきかがくけんきゅうか、英: Gifu University Graduate School of Regional Studies)は、岐阜大学に設置された、地域学を対象とした大学院研究科。
よりよい地域社会の創造をめざし、文系と理系の両面からさまざまな対象に関する研究と教育をおこなっているが、対象とする学問分野は、哲学、文学、言語学、法学、経済学、社会学、物理学、化学、生物学、心理学、人類学、民俗学など、多岐にわたる[1]。
なお、関連学部に地域科学部があるが、名古屋大学との経営統合を進める過程で、学部の廃止を見据えた学部再編の構想があり、学部側は反発を強めている[2][3][4][5][6]。
沿革
[編集]1949年5月 国立学校設置法により岐阜大学開学。1996年10月 同大学の教養部が解体され、後の受け皿として地域科学部が創設。日本の国立大学で地域を冠して創設された最初のものとされる[6]。学部生の院進学先として、2001年4月 大学院地域科学研究科を設置[7]。2002年度・03年度の文部科学省特別事業費および岐阜大学の学長裁量経費により、地域資料・情報センターを設置。
組織構成
[編集]- 地域科学研究科(修士課程)[8]
- 地域政策専攻:教育研究領域として、経済社会領域、行政社会領域領域、自然環境領域 がある
- 地域文化専攻:教育研究領域として、社会生活領域、人間文化領域 がある[9]
脚注
[編集]- ^ 岩崎(2016)
- ^ 岐阜大学地域科学部の未来を考える会、同会X, 岐阜大学職員組合地域科学部支部【地域科学部廃止問題】情報板
- ^ 岐阜大の学部再編、「白紙説」も飛び交う迷走 地域科学部の廃止をめぐり学内外から猛反発 2019年1月 東洋経済
- ^ 岐阜大、96年新設学部「廃止」の大いなる波紋 地域科学部→経営学部、教員や学生は猛反発 2018年12月 東洋経済
- ^ 岐阜大、地域科学部廃止案が浮上 職員組合は反発 毎日新聞 2018/12/8
- ^ a b 2015年に教育学部の「教員採用率向上」に追い立てられる学生定員削減問題から少子化による教員採用数削減に合わせた受け皿としての新しい学部もしくは学科創設に際し、文部科学省補助事業「産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」の継続実施や海外大学との共同教育課程づくりで求められていたマネジメント教育の充実ということで「経営学部創設」という構想が浮上していた[1]
- ^ 岐阜大学大学院地域科学研究科
- ^ 地域科学研究科(修士) 大学ポートレート|独立行政法人大学改革支援・学位授与機構大学ポートレートセンター
- ^ 岐阜大学地域科学研究科地域文化専攻科 Facebookサイト
参考
[編集]- 岩崎保道、国立大学における地域学系学部の動向-国立大学改革を背景として-[2] 関西大学高等教育研究 第7号 2016年3月