山田均 (東南アジア学者)
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山田 均(やまだ ひとし、1959年7月 - )は、日本の宗教学者、武蔵野大学人間科学部教授。元名桜大学教授。専門は、東南アジア仏教史。
人物
[編集]東京都練馬区出身。早稲田中学校・高等学校を経て[1]、早稲田大学第一文学部に進学。サンスクリットと仏教学を平川彰教授に師事。1983年同学部東洋哲学科卒業。
大学院進学後は東洋学を福井文雅教授に、タイ仏教を石井米雄京大教授に師事。タイに留学してクメール碑文をウライスィー・ウォーラッサリン教授に師事。
タイの壷やタイの鍵など、軽妙なエッセイでも知られる。
無外流居合兵道皆伝免許の他、富木流合気道、小笠原流弓馬術、講道館柔道を学ぶ。ピアノは大藪祐歌(ピアニスト、リスト・バルトーク国際コンクール優勝)に師事。浄土真宗本願寺派僧侶。
略歴
[編集]- 1983年 早稲田大学第一文学部東洋哲学科卒業[1]
- 1986年-1987年 バンコクのワット・ボウォーンニウェート寺にて出家
- 1988年 早稲田大学大学院文学研究科博士前期課程修了[1]
- 1991年 早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程 単位取得退学
- 1991年 日本学術振興会特別研究員PD[1]
- 1994年 名桜大学国際学部助教授[1]
- 1999年 日本学術振興会バンコク研究連絡センター長[1]
- 2005年 博士(文学)(早稲田大学)[1]
- 2008年 名桜大学国際学群教授[1]
- 2018年 武蔵野大学教授[1]・学外学修推進センター長[1]
主要論文・著書
[編集]タンマユット派の研究(五曜書房)
- タンマユット運動の発生(「東洋の思想と宗教」6号)
- タンマユット運動の発展(「東南アジア歴史と文化」20号)
- タイ国法における僧団の位置(「パーリ学仏教文化学」6号)
- タイ-自由と情熱の仏教徒たち-(著書)(1997年10月 三修社)
- やさしいタイ語会話(著書)(1996年5月 ユニコム)
- タンマユット派の成立(『東方学の新視点』 五曜書房)
- タンマユット派の確立(春秋社)
- タイを歩く(著書)(1990年 YOU出版)
- トムヤム生活 タイの壺(著書)(1996年 トラベルジャーナル)
- トムヤム生活 タイの鍵(著書)(1997年 トラベルジャーナル)
- 世界の食文化 タイ(著書)(2004年 農文協)
- タイ語のかたち(著書)(2002年 白水社)
- NHKテレビ アジア語楽紀行 旅するタイ語(監修)(2006年 日本放送出版協会)
- タイ語の耳(2006年 白水社)
- タイ語の目(2006年 白水社)
受賞歴
[編集]- 小野梓記念学術賞(1988)[1]