山梨ルール
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山梨ルール(やまなしルール)とは、山梨県における右折優先という独自の交通ルールの俗称[1]。
概要
[編集]山梨県では、対向車の有無にかかわらず、減速なしで右折をする自動車が多い[2]。山梨県警察の調査によると、免許人口10万人当たりの右折車対直進車事故件数の割合は全国第10位であり、山梨県内の右直事故は極端に多くはないとされる[3]。また、片側一車線の道路で、(停車中、もしくはウインカーやハザード等で追い越しを促している車両でなく)走行中の車両に対し、対向車線に入って追い越しをおこなうこともある[4]。
山梨県警察では、安全のため、山梨ルールの排除を呼び掛けている[5]。
また、近年片側2車線道路や右折レーンと右折信号が整備されてきたことや、全国的な飲酒運転への問題意識の高まりもあり、右折優先、追い越し[6]、飲酒運転については状況が大きく改善してきている。
脚注
[編集]- ^ 山梨ルール、独りよがりの危険も(2006年8月31日時点のアーカイブ) - asahi.com,2004年10月30日
- ^ 全国の常識は山梨の非常識? 事故を減らすための信号が逆効果 - レスポンス,2002年3月1日
- ^ 定例会議開催概要(H220519),山梨県警(2016年3月4日時点のアーカイブ)
- ^ “「名古屋走り」って何?こんなにあった地方“道交法””. ZAKZAK (夕刊フジ). (2009年3月24日). オリジナルの2009年3月27日時点におけるアーカイブ。 2013年4月20日閲覧。
- ^ 山梨県警察. “山梨県警察/交通死亡事故抑止緊急対策について”. 2017年8月26日閲覧。
- ^ あくまでも片側1車線で対向車線への侵入を伴う追い越しであり、2車線を左右へ移動しながら追い抜いていく光景は現在でも頻繁にみられる