山崎章郎
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山崎 章郎(やまざき ふみお、1947年 - )は、日本の医師、文筆家。
来歴
[編集]福島県東白川郡塙町生まれ。4人きょうだいの末っ子(兄1人、姉2人)。曾祖父は棚倉藩の御典医。父は福島県の中学校教員[1]。
福島県立安積高等学校卒業[2]。1975年、千葉大学医学部卒業後、千葉大学医学部附属病院第一外科勤務[3]。1984年、千葉県八日市場市(現匝瑳市)市民病院消化器科医長。1991年、聖ヨハネ会桜町病院ホスピス科部長[4]。2005年、在宅診療専門診療所ケアタウン小平クリニック院長。
1991年、『病院で死ぬということ』で日本エッセイストクラブ賞受賞。同作は1993年に市川準監督で映画化された[5]。
著書
[編集]- 『病院で死ぬということ』主婦の友社 1990 のち文春文庫
- 『ここが僕たちのホスピス』東京書籍 1993 のち文春文庫
- 『続・病院で死ぬということ』主婦の友社 1993 のち文春文庫
- 『僕が医者として出来ること』講談社 1995 のち+α文庫
- 『僕のホスピス1200日 自分らしく生きるということ』海竜社 1995 のち文春文庫
- 『家で死ぬということ』海竜社 2012
共編著
[編集]- 『がんの苦しみが消える ホスピス・緩和ケア病棟ガイド』編 三省堂 1994
- 『いちばん納得できるガンとのつき合い方』帯津良一共著 PHP研究所 1998
- 『河辺家のホスピス絵日記 愛する命を送るとき』河辺貴子共著 東京書籍 2000
- 『「生」を最後まで輝かせるホスピス・ハンドブック』桜町病院聖ヨハネホスピス,聖ヨハネホスピスケア研究所共著 講談社 2000
- 『ホスピス宣言 ホスピスで生きるということ』米沢慧共著 春秋社 2000
- 『いのちの言葉 対談集』柳田邦男,道浦母都子,徳永進,高史明,細谷亮太共著 三輪書店 2005
- 『新ホスピス宣言 スピリチュアルケアをめぐって』米沢慧共著 雲母書房 2006
- 『病院で死ぬのはもったいない 〈いのち〉を受けとめる新しい町へ』二ノ坂保喜共著 米沢慧編 春秋社 2012
翻訳
[編集]- D.E.アウターブリッジ, A.R.ハーシュ『安らかに死ぬということ 死と向き合い、最後の人生を豊かなものにするために』講談社 1993
- ハーバート&ケイ・クレイマー『死への準備教育 クレイマー夫妻の対話』監訳 読売新聞社 1995
出典・脚注
[編集]- ^ “[時代の証言者]終末期を支える 山崎章郎<3>恵まれた環境に引け目 : 時代の証言者 : 企画・連載”. 読売新聞オンライン (2020年4月18日). 2022年3月2日閲覧。
- ^ “[時代の証言者]終末期を支える 山崎章郎<4>薬害に衝撃 医師志す : 時代の証言者 : 企画・連載”. 読売新聞オンライン (2020年4月20日). 2022年3月2日閲覧。
- ^ “鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談 在宅医/作家・山崎章郎 VS 「がんばらない」の医師 鎌田實 | がんサポート 株式会社QLife”. 2022年3月2日閲覧。
- ^ “山崎章郎 | 著者プロフィール | 新潮社”. www.shinchosha.co.jp. 2022年3月2日閲覧。
- ^ 病院で死ぬということ - allcinema:病院で死ぬということ - KINENOTE
外部リンク
[編集]- サポート 対談 鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談 在宅医・作家 山崎章郎 VS「がんばらない」の医師 鎌田實
- 家で死ぬということ - 紀伊国屋書店BookWeb