山宝鉱山
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山宝鉱山 | |
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所在地 | |
所在地 | 高梁市備中町用瀬 |
都道府県 | 岡山県 |
国 | 日本 |
座標 | 北緯34度47分17秒 東経133度28分41秒 / 北緯34.78806度 東経133.47806度座標: 北緯34度47分17秒 東経133度28分41秒 / 北緯34.78806度 東経133.47806度 |
生産 | |
産出物 | 生石灰、磁鉄鉱(過去)、黄銅鉱(過去)他 |
歴史 | |
開山 | 1958年 |
所有者 | |
企業 | 株式会社カルファイン |
プロジェクト:地球科学/Portal:地球科学 | |
山宝鉱山(さんぽうこうざん)は、岡山県高梁市備中町用瀬[1]にある鉱山。花崗岩が石灰岩に接触変成作用を与えたスカルン鉱床で、磁鉄鉱や黄銅鉱などのスカルン鉱物を産出した。主に磁鉄鉱を採鉱していたが、1970年ごろに閉山した。1973年より株式会社カルファインが生石灰を製造している[2]。藤井鉱物化石館が近くにある[1]。
産出鉱物は、磁鉄鉱と黄銅鉱のほか、磁硫鉄鉱、硫砒鉄鉱、蛍石、方解石、灰鉄柘榴石、灰鉄輝石、ヘスティング閃石など。ソーダ魚眼石は新鉱物として1976年(昭和51年)に承認された。
参考文献
[編集]- 光野千春・沼野忠之監修、野瀬重人編『岡山県地学のガイド : 岡山県の地質とそのおいたち』コロナ社〈地学のガイドシリーズ〉、1980年、96-104頁頁。ISBN 978-4-339-07511-3。
- 沼野忠之『岡山の鉱物』日本文教出版〈岡山文庫〉、1980年、58-61頁頁。ISBN 4-8212-5092-6。
- 光野千春ほか解説 著、山陽新聞社出版局編 編『岡山の地学』山陽新聞社〈原色図鑑〉、1982年、252-253頁頁。ISBN 4-88197-108-5。
- 日本の地質「中国地方」編集委員会編『中国地方』共立出版〈日本の地質〉、1987年、184頁頁。ISBN 4-320-04614-5。
- Matsueda, Hiroharu; et al. (1981). “Natroapophyllite, a new orthorhombic sodium analog of apophyllite I. Description, occurrence, and nomenclature” (PDF). American Mineralogist 66: 410-415 .
- Miura, Yasunori; et al. (1981). “Natroapophyllite, a new orthorhombic sodium analog of apophyllite II. Crystal Structure” (PDF). American Mineralogist 66: 416-423 .
脚注
[編集]- ^ a b 「フィールドは宝の山!」 山宝鉱山の磁鉄鉱とざくろ石 - ウェイバックマシン(2018年1月20日アーカイブ分) - 岡山理科大学
- ^ 株式会社カルファイン - 大阪中小企業投資育成株式会社
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- Sampo mine, Takahashi, Okayama Prefecture, Chugoku Region, Honshu Island, Japan (mindat.org)
- 山宝鉱山鉱物(鉱物図鑑|田邊コレクション)
- Natroapophyllite ソーダ魚眼石 - ウェイバックマシン(2002年11月16日アーカイブ分)(日本産新鉱物)