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山口真人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

山口 真人(やまぐち まさと、1980年 - )は、日本グラフィックデザイナー映像作家、日本の現代美術家東京都生まれ。

概要

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法政大学経済学部卒業後グラフィックデザイナーとして活動。アヌシーSHIFT[要曖昧さ回避]Gestaltenなどに作品を出品。APOGEEのウェブデザイン、椎名林檎のファンクラブ林檎班のデザイン、J.A.MSOIL&"PIMP"SESSIONSPVユニクロ UTなどを制作する。ミュージシャンとしての活動もあり、2002年にpoetportraitsよりアルバムrevoxをリリース。2012年頃より現代美術家として活動。

人物

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「最初に「アート」というものを感じたのは、フリッパーズ・ギターの3rdアルバム『DOCTOR HEAD'S WORLD TOWER -ヘッド博士の世界塔-』」と語っている。後に高校生の時にアンディ・ウォーホルの展覧会で、牛の壁紙を部屋一面に貼った作品、ダンスの足の運び方の説明だけを描いた『Dance Diagram(Tango)』などの作品に衝撃を受け、アーティストを目指す決意をした[1]

山口は自身の作品について、ポップアートシュルレアリスムなどアートの分野以外に、日本の90年代の音楽・ムーブメントである渋谷系から影響を受け、自身の作風を「極めて主体性のないやり方でエゴを表現しようとしている」と語っている[2]

作風

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初期、昆虫のコレクターが自分の標本をつくることを真似て様々なアーティストの作品をサンプリングをする「DotSAMPLE[3]」のシリーズを制作していた。その後「世界中の文化を模倣し、リミックスし、作り直す器」としての「東京」をテーマに、アンディ・ウォーホルからダミアン・ハースト草間弥生、ストリートアーティストのKAWSなどポップアートの大御所の傑作を引用した「MADE IN TOKYO」のシリーズを制作している。

2018年以降、機械を用いた表現活動を行い、掃除ロボットをハッキングした絵画マシーン「Mr.HEAD[4]」の開発、レーザーカッターを改造した独自の描画機を用いた「Digital Objects[5]」のシリーズ制作している。2019年より、スマートフォンに映る人物や風景、静物に着目し、現実と虚像が同居する世界観を描く「トランスリアリティ[6]」のコンセプトを提唱。SNSに映る「自撮り(SELFY)[7]」のイメージをステンシル/スプレーの手法で描き、ペインティングを制作している。

個展

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  • 2021年 "SELFY"( SH GALLERY / Tokyo, Japan )
  • 2019年 "Digital Objects"( Turner Gallery / Tokyo, Japan )
  • 2019年 "Prologue of Trans Reality"( H.P.FRANCE WINDOW GALLERY MARUNOUCHI / Tokyo, Japan )
  • 2016年 "MADE IN TOKYO"( Gallery Onetwentyeight / NYC, US )
  • 2015年 "MADE IN TOKYO"( Gallery Speak For / Tokyo, Japan )
  • 2014年 "Plastic Painting"( Gallery Speak For / Tokyo, Japan )

映像作品

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音楽作品

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revox / drumrin

脚注

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外部リンク

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