山口きらら博記念公園
山口きらら博記念公園 YAMAGUCHI-KIRARA-EXPO-MEMORIAL-PARK | |
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月の海から見た多目的ドーム | |
分類 | 都市公園(広域公園) |
所在地 | |
座標 | 北緯34度0分9.56秒 東経131度22分13.28秒 / 北緯34.0026556度 東経131.3703556度座標: 北緯34度0分9.56秒 東経131度22分13.28秒 / 北緯34.0026556度 東経131.3703556度 |
面積 | 約130ha |
前身 | 山口きらら博会場 |
開園 | 2002年 |
運営者 | 山口県 |
現況 | 年中開放 |
設備・遊具 | 多目的ドーム、サッカー・ラグビー場など |
駐車場 | あり(約9000台) |
アクセス | 阿知須ICより車で5分 |
事務所 | 山口きらら記念公園管理事務所 |
事務所所在地 | 山口県山口市阿知須509番50 |
備考 | 2007年(平成19年)3月までの呼称は「山口県立きららスポーツ交流公園」 |
公式サイト | 山口きらら博記念公園 |
山口きらら博記念公園(やまぐちきららはくきねんこうえん)は、山口県山口市阿知須にある山口県立の都市公園(広域公園)である[1]。
概要
[編集]2001年(平成13年)に阿知須町きらら浜の一角で開催された山口きらら博(21世紀未来博覧会)の主会場の跡地利用の一環として、「県民の交流・参加を通じたスポーツの振興を図る場」として、2002年7月から「山口県立きららスポーツ交流公園」として供用を開始した(当初は一部施設のみ。全面オープンは2003年4月)。新たに建設された施設はサッカー・ラグビー場や駐車場(博覧会当時は公園周囲に設けられた仮設駐車場を使用していた)程度で、博覧会の施設のうち、乗り物や大半の仮設パビリオンなどを除き、ほとんどが博覧会当時のまま残されている。なお、仮設駐車場の一部は博覧会終了後も「北駐車場」としてそのまま残されており、通常時は閉鎖されているが、多数の来客が予想されるイベント時には臨時駐車場として開放される[要出典]。
2006年(平成18年)11月に都市計画決定により、都市公園法に基づく都市公園となり、名称を現在の「山口きらら博記念公園」に改めた。陸上競技場こそないものの、各種スポーツ施設を備えた運動公園と見なすことが出来る。第66回国民体育大会(おいでませ!山口国体)および第11回全国障害者スポーツ大会(おいでませ!山口大会)でも複数の競技の会場となった。
2013年(平成25年)から中国地方最大規模[要出典]の野外音楽イベントであるWILD BUNCH FEST.が毎年開催される。これは1999年から2012年まで広島県(2003年以降は庄原市の国営備北丘陵公園)で開催されていた「SETSTOCK」の後継イベントとして開催されたものである[要出典]。
主な施設
[編集]月の海
[編集]山口きらら博の「ラグーンゾーン」として使用されたエリアをそのまま残したもの。山口きらら博記念公園の特徴的な作りの一つで、干拓により締め切られた堤防をわざと切り取り、3.9haの人工海浜を持つ入江を設けている。ビーチバレーのコート3面を確保することが出来る。
また、公園内園路と組み合わせてトライアスロンが行われることもある。実際、山口きらら博期間内にITUトライアスロンワールドカップが行われたほか、おいでませ!山口国体のデモンストレーション競技としてトライアスロンが行われる予定となっている[要出典]。
太陽の丘・トリムの広場
[編集]人工的に作られた築山と、その周辺に広がる遊具群。綱渡りトリムコースは全長235mで日本一の長さを誇る[要出典]ほか、自然石仕上げのクライミングウォール、マウンテンネット(中国地方最大[要出典]のネット遊具)などがある。利用無料(一部施設は無料貸し出しされるヘルメットを着用する必要がある)。
多目的ドーム
[編集]山口きらら博のメインパビリオンをそのまま生かした、山口県初のドーム型屋内競技場[要出典]。山口きらら博記念公園のランドマークとなっている。
サッカー・ラグビー場
[編集]山口きらら博の「街のゾーン」跡に建設された、158m×84mの天然芝グラウンドを持つ球技場。スタンドはメインスタンドのごく一部を除いて芝生席で、約5,000人収容。
Jリーグ所属のレノファ山口FCがメイングラウンドの一つとして使用している(山口県・中国リーグ時代は試合会場に使用。JFL以上ではキャパシティ制限の関係で、主に練習に使用)。
おいでませ!山口国体では、サッカー(成年女子)の会場、おいでませ!山口大会ではフライングディスクの会場となった。
スポーツ広場
[編集]山口きらら博の「スポーツゾーン」として使用された、18,200m2の広さを持つ総天然芝の楕円形(厳密には多目的ドームに隣接した部分が欠けた形)のフィールドで、周囲をフィールドと一体化した芝生席が取り囲んでいる。
サッカー・ラグビーの公認フィールド1面を確保することが可能で、サッカー・ラグビー場のサブグラウンド(第二グラウンド)的に使用されることも多い。実際、国体のプレ大会となった第46回全国社会人サッカー選手権大会でも会場の一つとして使用された。おいでませ!山口国体でも、サッカー・ラグビー場と共にサッカー(成年女子)の会場となった。
水泳プール
[編集]- 規模 - 地上3階・地下1階
- 構造 - RC造
- 建設費 - 約70億円
- 設計・管理 - 山下設計
- 施工 - 五洋建設・井森工業・長沢建設JV
- 鉄骨製作 - 新日鉄エンジニアリング
おいでませ!山口国体において水泳の主会場とする目的で建設された、山口県初の屋内競泳プール。日本水泳連盟公認の50m×10レーンの競泳プールと25m×8レーンのサブプールを備える。1963年に行われた前回の山口国体では、日本水泳連盟公認の恩田プール(宇部市)が競泳の会場として用いられたが、水深が1.2m-1.8mと競泳以外の水泳競技を行うことが困難であったことから、0m~2.5mに可変可能な可動床を持ち、アーティスティックスイミングや水球に対応可能なプールの建設が決定した。
なお、飛込競技についてはさらなる別途施設(飛び込み台やさらなる深さを持ったプール)が必要となることから新設を断念し、広島市の広島市総合屋内プール(広島ビッグウェーブ)を使用することになった。
2050年の森
[編集]公園エリア(元山口きらら博会場)の北東側に位置する。2012年(平成24年)に開催された第63回全国植樹祭の一般植樹会場となったエリアで、植樹後30年から50年後に海岸林として機能することを想定している。東日本大震災復興祈念として設けられた「復興の森」に植えられたクロマツ等の苗木約200本を含む約23,000本の苗木が植樹されている[2]。
大芝生広場
[編集]「2050年の森」の更に北東側に、災害時の陸上輸送基地としての機能を想定して設けた、約14.6haの広大な天然芝エリア。2018年(平成30年)5月供用開始[3]。
その他
[編集]- 釣りバカ日誌12 史上最大の有給休暇 - 主人公の浜崎伝助が勤める鈴木建設がきらら元気ドームの建設に携わった設定になっており、建設途中のきらら元気ドームが登場する。
脚注
[編集]- ^ やまぐち i マップ(都市計画情報)
- ^ “第63回全国植樹祭・植樹会場”. 山口県森林企画課. 2023年10月3日閲覧。
- ^ “委員会の活動・土木建築委員会 平成30年度県内視察”. 山口県議会. 2023年10月3日閲覧。