居木神社
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居木神社 | |
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拝殿 | |
所在地 | 東京都品川区大崎3-8-20 |
位置 | 北緯35度37分11.5秒 東経139度43分30.4秒 / 北緯35.619861度 東経139.725111度座標: 北緯35度37分11.5秒 東経139度43分30.4秒 / 北緯35.619861度 東経139.725111度 |
主祭神 | 日本武尊、高龗神、大國主命、天兒家根命、倉稲魂命、手力雄命、淀姫命、管丞相、大山咋命 |
社格等 | 旧村社 |
創建 | 不明 |
例祭 | 8月25日前後の金・土・日 |
居木神社(いるぎじんしゃ、ゐるぎじんじゃ)は、東京都品川区大崎にある神社。
由緒
[編集]創建に関しては明らかになっていないが、江戸時代初期には目黒川のゆるぎ橋(現在の居木橋[注釈 1])付近にあったといわれている。川の近くにあったため風水害の被害を受けやすく、村民らによって現在の地に遷座されたという。それと同時に神社付近に人々も移り住み、新しい村づくりがなされたといわれている[注釈 2]。かつては隣の観音寺が別当寺だった。
言い伝えによると当初は「雉子ノ宮」と称していたが、現在地に遷座される際に村内の貴船明神、春日明神、子権現、稲荷明神もあわせて祀ったので「五社明神」とも称した[1]。1872年(明治5年)に現在の居木神社となり、村社となり、村内の稲荷神社、川上神社、本邨神社が合祀された。1930年(昭和5年)に社殿が新築されたが、1945年(昭和20年)に第二次世界大戦により焼失。現在の社殿は1978年(昭和53年)に再建されたものである。また、境内にある富士塚は「しながわ百景」に指定されている。
御祭神
[編集]境内社
[編集]- 厳島神社 - 元は神社傍の名主の家に祀られていた屋敷神。江戸後期の作で彩色を施されたもの。品川区指定有形文化財に指定されている。
アクセス
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 居木橋は現在では山手通りになっているが、室町時代より多摩方面から品川を結ぶ重要な街道であった。当地は品川宿から1キロメートルであり、橋のそばに松の木があり、それを目印に多摩からの旅人たちは品川宿はもう少しだと元気づけられたという。この目印にされた松の木は人々から「ゆるぎの松」と呼ばれていたが、いつしか「いるぎの松」となり、それが付近のかつて地名・居木村になったといわれている。松の木は幕末の安政年間に倒木し詳細な場所は不明だが、現在の居木橋よりひとつ上流にかかっている森永橋付近だといわれている。
- ^ 昔から農業地帯であったが、江戸時代には東海寺の開山・沢庵より上方のカボチャの種を譲り受け、当地でカボチャ栽培が盛んに行われていた。そのカボチャは「居留木橋カボチャ」と呼ばれ、農村だった明治時代まで特産品であったという。
出典
[編集]参考文献
[編集]外部リンク
[編集]- 居木神社 - 公式サイト