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局地風

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

局地風(きょくちふう、英語: local wind)とは、特定の地域に限って吹くのこと。地方風(ちほうふう)、局所風(きょくしょふう)ともいう。

地球上では、地域によってさまざまな性質を持った風が吹き、その地域の独特の気候風土を形作っている。その地域の気候を温暖にしたり、恵みのをもたらす風もあれば、農業に重大な影響を及ぼすものや、人間の生活にとって脅威となるものもある。その地方独特の名称で呼ばれている風もある。中には、神話伝承に関連した名前も多く、文化的な側面を垣間見ることもできる。また、方角の名前が風の名前になったもの、その逆のものなど、方角と関連付けられた名前も多い。

局地風は、その地域独特の風を広く指すものである。ただ、穏和であまり被害・災害をもたらさないような局地風よりも、生活に大きな影響を及ぼすような局地風に名前がつけられることが多く、局地風の一般的なイメージも、穏和というよりは悪影響をもたらす風という印象が強い。

代表的な局地風の一覧

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日本

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その他

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気象用語化した局地風

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いくつかの局地風は、もともとその名称がつかわれていた地域だけではなく世界的に使われるようになり、やがて学術用語化している。

フェーン (foehn)
山岳などを超えて吹き下ろす強風で、高温・乾燥のもの。フェーン現象とも。
ボーラ (bora)
山岳などを超えて吹き下ろす強風で、冷涼なもの。ボラ現象とも。
ハブーブ (haboob)
砂塵嵐を伴った、乾燥した強風。
ブリザード (blizzard)
吹雪を伴った、低温の強風。また、吹雪や地吹雪自体のことを指す。
モンスーン (monsoon)
ある季節特有の風。また、雨季の風や風雨のことを指す。季節風とも言い換える。
  • 熱帯における突然の強風、または驟雨を指すスコール (squall) は、初めから学術用語として使われるようになった語である[1][2]

脚注

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  1. ^ squall Definition and Much More from Answers.com
  2. ^ Georoots News. Georoots News V.1#5: Changes in the Wind. Retrieved on 2006-12-30.

関連項目

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外部リンク

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