就任式
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就任式(しゅうにんしき、英語: inauguration)とは、ある地位や役職に就く際に執り行われる式典。
なお、英語の"inauguration"には施設の使用開始の儀式(開通式、除幕式など)の意味もある[1]が、本項では取り扱わない。
語源
[編集]英語の"inauguration"はラテン語のアウグル(ラテン語: Augur、「鳥卜官」の意)に由来する。古代ローマの宗教において、アウグルたちは公人が公的役職に就くに相応しいか、神の意思であるかを示すための儀式があったという[2]。転じて、アウグルの儀式がなくなった今では「就任式」の意味だけ残った。
就任式の内容
[編集]一般的な就任式では、公的役職に就く人が就任宣誓を行い、続いて就任演説(しゅうにんえんぜつ、英語: inaugural address)を行う。有名な就任演説としてはアメリカ大統領ジョン・F・ケネディが1961年の就任式で述べた「同胞であるアメリカ市民の皆さん、国があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたが国のために何ができるかを考えようではありませんか。」がある[3]。
就任式の一覧
[編集]下記では、ウィキペディアにおいて単独記事のある就任式の一覧を記す。
- アメリカ合衆国大統領就任式
- 権限移譲式 - フランス第五共和政の大統領就任式
- アイルランド大統領就任式
- ウクライナ大統領就任式
- ブラジル連邦共和国大統領就任式
- フィリピン共和国大統領就任式
- ロシア連邦大統領就任式
- ローマ教皇就任式
日本の内閣総理大臣は天皇による任命となるため、就任の際の式典は親任式と称する。
脚注
[編集]- ^ プログレッシブ英和中辞典(第4版)『inauguration』 - コトバンク
- ^ “Oxford Dictionaries' Entry on Inauguration”. Oxford Dictionaries. 2017年1月22日閲覧。
- ^ “ジョン・F・ケネディ大統領就任演説”. John F. Kennedy Presidential Library and Museum. 2017年1月22日閲覧。