少将内侍
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少将内侍(しょうしょう(の)ないし)は、内裏に内侍として出仕した女性の女房名の一つで、主に平安時代中期から江戸時代前期にかけて、歴史上の実在人物に用例が見られる。近い年代で複数の該当人物がいる場合には、主として仕えた天皇の院号を付記して区別する場合がある。
歴史上の実在人物
[編集]- 平安時代中期の女性。伝記不明。『後撰和歌集』1首入集。
- 平安時代後期の女性。後冷泉天皇在位中より内侍。白河院女房。藤原実方の娘。母は大中臣輔親の娘。『後拾遺和歌集』2首と『金葉和歌集』1首入集。
- 平範子。平安時代末期の女性。高倉天皇の掌侍。平義輔の娘。惟明親王の母。「少将局」とも。
- 土御門院少将内侍。鎌倉時代の女性。藤原隆信の娘。正親町三条公氏の妻。侍従公行妻とも。
- 後深草院少将内侍。鎌倉時代の女性。歌人・連歌作者。女房三十六歌仙の一人。藤原信実の娘。藻璧門院少将・弁内侍の妹。土御門院少将内侍の姪。花山源氏の資光王の妻。
- 鎌倉時代後期の女性。後醍醐天皇後宮。正三位菅原在仲の娘。聖助法親王の母(異説あり)。
- 五条庸子(菅原庸子)。江戸時代前期の女性。霊元天皇の掌侍。五条為庸の娘。天台座主尭延法親王の母。