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佐々木志乃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小野塚志乃から転送)

佐々木 志乃(ささき しの、旧名:小野塚 志乃(おのづか しの))は、TBS系列の時代劇水戸黄門』の第9部から第17部に登場する架空の人物。長期にわたって光圀一行の諸国漫遊の旅に加わる女性キャラクターとしては2人目になる。里見浩太朗演じる2代目佐々木助三郎の妻となる。配役は山口いづみ

設定・横顔

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登場シリーズは上記のとおり、第9部から第17部と、9シリーズ連続である。このうち、第9部 - 第10部、第12部、第14部では一行の供をする。ただし、第12部では高松での騒動解決後に水戸に返され、第14部では目的地盛岡にて一行に追いつく形となる。

第9部第1話で、久保田藩主席家老・小野塚兵衛(演:水島道太郎)の娘同伴の内紛に際して、水戸光圀に救いを求めてくる。次第に助三郎と恋仲になり、久保田での騒動が解決した際に、一度は一行と別れて藩に残るが、助三郎への想いを断ち切れず、父から情けの勘当を言い渡されて後を追い、一行に合流し、以後、水戸まで道中をともにする。

第10部では第1話で水戸家家老・山野辺兵庫(演:大友柳太朗)の養女となり、助三郎との祝言を待ちわびるが、水戸老公一行の旅立ちに伴い、祝言は最終話(第26話)に延期となる。

第11部では第1話と最終話(第26話)のみ登場。冒頭では助三郎と夫婦喧嘩になり、そのままの旅立ちとなり、助三郎が戻ってきた際にも喧嘩になる。

第12部では高松藩の騒動解決(第13話)後、最終話(第27話)にも登場する。第1話で初めて霞のお新と共演。

第13部では第1話と最終話(第26話)のみ登場。

第14部では第1話の登場後、一行の目的地の盛岡で水戸綱條(同シリーズでは人物は登場せず)の使者として一行に追いつく(第8話)。その後、久しぶりに故郷久保田を訪れるが、そのときにはすでに父・兵衛も亡くなっている。この回のメインゲストとして従兄弟の新九郎(演:和田浩治)が登場するほか、登場人物が志乃や八兵衛のことを知っている描写も多く見られる。

第15部冒頭では一行とともに高松にいたが、一行が福岡藩の騒動解決に向かうことになり、綱條への使者として水戸に先に帰る。以後、最終話(第39話)にも登場する。

第16部では第1話と最終話(第39話)に登場する。最終話ではかげろうお銀と初めて顔を合わせ、誤解して喧嘩になるが、最後には仲直りする。このシリーズでも、一行が久保田に立ち寄り、メインゲストとして従兄弟の八郎(演:森次晃嗣)が登場する。ほかにも第14部ほどではないが、悪の黒幕が志乃や八兵衛のことを知っている描写がある。

第17部では第1話のみに登場し、お銀とすっかり仲良くなり、お銀をお新に紹介する。この際には水戸老公一行のお供を長く務めた女性キャラクター3人が顔合わせしたことになる。なお、志乃の登場はこの回が最後となる。このシリーズの最終話(第26話)にはお新や志乃も登場していない。だが、最終話のエンディングシーンでは志乃についての話はされている。次の第18部から助三郎役の交代に伴って助三郎が独身に戻され、存在がなかったことにされている。

初期は一行の供に加わる際には若侍の姿に扮する場合が多い。なお、若侍の姿は見かけ倒しではなく、乱闘の際は刀を用いて実際に奮戦することがある。

その他

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志乃を演じた山口は、レギュラー出演以前にもゲスト出演したことがあり(第6部第1話、第7部第19話、第8部第20話)、また、レギュラー降板後も別の役で出演している。第24部の2時間スペシャル(第27話)では特別出演としてクレジットされた。1000回記念スペシャル最終回スペシャルにもそれぞれ登場している。最終回スペシャルでは、助三郎(この時点では東幹久)の母・静江を演じた。

最終回スペシャルでは助三郎の妻として志乃(演:大村彩子)が登場するが、素性などについては語られず、初代との設定の違いなどは不明である。

脚注

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