小造山古墳
表示
小造山古墳 | |
---|---|
墳丘(左に後円部、右奥に前方部) | |
所在地 | 岡山県岡山市北区新庄上・総社市下林 |
位置 | 北緯34度40分42.30秒 東経133度47分54.81秒 / 北緯34.6784167度 東経133.7985583度座標: 北緯34度40分42.30秒 東経133度47分54.81秒 / 北緯34.6784167度 東経133.7985583度 |
形状 | 前方後円墳 |
規模 |
墳丘長142m 高さ12m(後円部) |
出土品 | 埴輪 |
築造時期 | 5世紀後半 |
史跡 | なし |
地図 |
小造山古墳(こつくりやまこふん[1]/こづくりやまこふん[2])は、岡山県岡山市北区新庄上・総社市下林にある古墳。形状は前方後円墳。史跡指定はされていない。
概要
[編集]岡山市・総社市の境界部、造山古墳北方の丘陵上に築造された大型前方後円墳である[2]。墳形は前方後円形で、前方部を南方に向ける。墳丘は2段築成[1]。墳丘表面では埴輪が採集されているほか、墳丘周囲には周濠が巡らされている[1]。
この小造山古墳は、出土埴輪および墳形から古墳時代中期後半の5世紀後半頃の築造と推定される[1]。吉備地方の首長墓としては造山古墳(墳丘長350メートル:全国第4位[3])・作山古墳(墳丘長282メートル:全国第10位[3])に後続する首長墓とされ、古墳規模の縮小する様子が指摘される[1]。
墳丘
[編集]墳丘の規模は次の通り[1]。
- 墳丘長:142メートル
- 後円部 - 2段築成。
- 直径:約85メートル
- 高さ:約12メートル
- 前方部 - 2段築成。
- 長さ:60メートル
後円部周囲には幅10メートルの周濠が巡らされているほか、周濠の外側には幅10メートルの外堤が巡らされている[1]。また、周濠内の3箇所には渡り土堤が形成されている[1]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 「小造山古墳」『日本歴史地名大系 34 岡山県の地名』平凡社、1988年。ISBN 4582490344。
- 高橋護「小造山古墳」『日本古墳大辞典』東京堂出版、1989年。ISBN 4490102607。