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小石原川ダム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小石原川ダム
所在地 福岡県朝倉市江川
位置
小石原川ダムの位置(日本内)
小石原川ダム
北緯33度28分02.27秒 東経130度45分52.99秒 / 北緯33.4672972度 東経130.7647194度 / 33.4672972; 130.7647194
河川 筑後川水系小石原川
ダム湖 令和あさくら湖
ダム諸元
ダム型式 ロックフィルダム
堤高 139 m
堤頂長 558 m
堤体積 約8,740,000 m3
流域面積 20.5 km2
湛水面積 1.2 ha
総貯水容量 約40 000 000 m3
有効貯水容量 約39 100 000 m3
事業主体 独立行政法人水資源機構
着手年 / 竣工年 2016年2021年
出典 [1]
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小石原川ダム(こいしわらがわダム)は、福岡県朝倉市一級河川筑後川水系小石原川(こいしわらがわ)に建設された多目的ダムである。2009年10月に当時の前原誠司国交大臣が、ダム本体未着手のダムの一つとして、事業を進めない(凍結)とする方針を示したが[1]、2012年12月に事業を継続することとなった。2021年3月28日に工事が完了し、2021年10月に本格運用が開始された[2]

概要

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独立行政法人水資源機構が建設・管理しているダムで、洪水調節、流水の正常な機能の維持(異常渇水時の緊急水の補給を含む)、新規利水を目的としている[3]ロックフィルダムであり、その高さ139メートルは九州一である。

総事業費は1960億円である[4]

経緯

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ダムの経緯は次の通りである[5][6]

  • 1980年10月 - 予備調査に着手。
  • 1992年9月 - 実施計画調査開始。
  • 1995年1月 - 現地調査開始。
  • 2004年3月 - 環境影響評価手続の終了。
  • 2006年3月 - 事業実施計画の認可。
  • 2010年9月 - 国交大臣からダム事業検証の指示。
  • 2012年12月 - 国交省がダム建設事業の継続を決定。
  • 2016年4月 - ダム本体工事着手。
  • 2018年5月 - 定礎式。
  • 2019年9月 - ダム堤体の盛り立て完了。
  • 2021年3月 - ダム建設事業完了。
  • 2021年8月 - 試験湛水完了。
  • 2021年10月 - 本格運用開始。

出典

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  1. ^ 本体未着工ダム、28カ所凍結 前原国交相方針 朝日新聞、2009-10-09
  2. ^ 事業の歩み 水資源機構 小石原川ダム管理所
  3. ^ 事業案内 水資源機構小石原川ダム管理所
  4. ^ 堤高139メートルは九州一 小石原川ダム事業完了 福岡県朝倉市 産経新聞、2021-04-22
  5. ^ 事業の歩み 独立行政法人水資源機構筑後川上流総合管理所小石原川ダム管理所
  6. ^ 筑後川水系 小石原川ダム 独立行政法人水資源機構 筑後川上流総合管理所

外部リンク

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