コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

小田原どん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

小田原どん(おだわらどん)は、神奈川県小田原市で販売されているご当地グルメである。2009年2月14日に誕生した[1]

概要

[編集]

地元商店街連合会と箱根物産連合会が取り組む「小田原ブランド元気プロジェクト」(総理府の地方の元気再生事業に選定された[2]。)の一環で開発されたご当地料理で[3]、現在市内21店舗[4]で販売されている。販売店には下記を義務付けている。

  • 小田原で採れた新鮮な食材を1つ以上使用する[1][5][6]
  • 食器には伝統工芸品である小田原漆器を使う[1][5][6]
  • 客に小田原をもっと好きになってもらえるようにもてなす[1][5]

小田原どんの旗を揚げることができるのは2010年現在21店舗であり、青物町近辺に7店が集中する。小田原どんの例としては地元向け定番丼の「元祖小田原丼」(鳥かつ楼)、真鶴産サザエの壺煮をあしらった「小田原小波丼」(活魚わけなわ)や、鰺のすりみを揚げ、小田原蒲鉾などを加えた「小田原アジつみれ丼」(清風楼)、鮮魚8種と足柄牛の霜降りあぶりを添えた「朝どれ小田原丼」(千両寿司)などがある[4]
さらに、使用されるどんぶり皿はすり塗りのケヤキ製(石川漆器)。寄せ木細工の箸(露木木工所)、おわん(大川木工所製)も含めて地元の伝統工芸品であり、約5万円の特注品である。各店舗は10脚ずつ所持している[4]
2010年10月2日、3日に小田原城二の丸広場で開催、16万人を集客した「全国丼サミットおだわら2010」にも出店され、小田原どんを急遽追加販売した店もあった。同サミットの実行委員は、小田原どんの知名度アップを喜ぶ感想を述べた[7]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d 小田原丼” (PDF). 小田原市. 2011年7月13日閲覧。
  2. ^ 平成21年度 地方の元気再生事業(継続)選定結果” (PDF). 内閣府. 2021年9月18日閲覧。
  3. ^ 評価シート” (PDF). 内閣官房 地域活性化統合本部. 2021年9月18日閲覧。
  4. ^ a b c 朝日新聞社サイト「マイタウン神奈川 青物町商店街(5)」、2010年11月30日配信記事
  5. ^ a b c 小田原どん”. 神奈川県観光協会. 2011年7月13日閲覧。
  6. ^ a b 全国の“ご当地丼”が集結!小田原「丼サミット」とは”. 横浜ウォーカー (2010年10月2日). 2021年9月18日閲覧。
  7. ^ 全国丼サミットの人出は予想の3倍「16万人」、小田原どん知名度アップに喜び”. 神奈川新聞 (2010年10月4日). 2011年7月13日閲覧。

外部リンク

[編集]