小池政行
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小池 政行(こいけ まさゆき、1951年(昭和26年)11月8日[1] - 2022年(令和4年)3月15日[2])は、日本の外交評論家。元外交官。日本赤十字看護大学教授。専攻は国際人道法・国際関係論。
人物
[編集]東京都出身。青山学院大学理工学部を経て、外務省語学研修員採用試験(外務省専門職員採用試験)に合格後、1977年に外務省入省。フィンランド、北欧担当。在フィンランド日本大使館一等書記官、外務大臣官房広報課課長補佐を歴任し退職。
2001年より日本赤十字看護大学教授として勤務。外務省・赤十字社での知識・経験を活かし、青山学院大学の法学部、同法科大学院で外交史・国際法を、聖路加国際大学、同大学院で国際関係論を教えるなど、他の大学でも講師として教鞭を取り、また講義内容も多岐にわたっている。またテレビ朝日などで外交評論家として、コメンテーターを務める他、BBCワールドニュースの番組審議委員を務めた。
略歴
[編集]学歴
[編集]職歴
[編集]- 1976年 - 外務省語学研修員採用試験合格
- 1977年4月 - 外務省入省
- 1977年6月 - 経済局国際機関第一課配属
- 1978年6月 - ヘルシンキ大学留学(在フィンランド日本大使館付副理事官)
- 1980年6月 - 在フィンランド日本大使館
- 1984年6月 - 欧亜局西欧第二課
- 1987年10月 - 在フィンランド日本大使館一等書記官
- 1992年12月 - 大臣官房海外広報課課長補佐
- 1994年12月 - 外務省を退職 特別職国家公務員・総理大臣補佐衆議院議員付政策秘書
- 1995年4月 - 日本赤十字社国際部参事(国際人道法研究・普及担当)
- 2001年-2017年3月 日本赤十字看護大学教授(国際人道法)
- 2004年 - 青山学院大学法科大学院客員教授(国際法)
- 2011年-2017年3月 聖路加看護大学客員教授(国際関係論)
- 2019年3月-東京医療保健大学客員教授(国際関係論)
著書
[編集]- 『遠い白夜の国で』(中央公論新社、1994年)
- 『躍る日本大使館』(講談社、2000年)
- 『国際人道法 戦争にもルールがある』(朝日新聞出版、2002年)
- 『こんな外務省は必要か? 調査報告書の欺瞞を暴く』(朝日新聞出版、2002年)
- 『現代の戦争被害 ソマリアからイラクへ』(岩波書店、2004年)
- 『戦争と有事法制』(講談社、2004年)
- 『自衛隊が愛される条件』(朝日新聞出版、2008年)
- 『「赤十字」とは何か 人道と政治』(藤原書店、2010年)
- 『戦場のエロイカ・シンフォニー 私が体験した日米戦』ドナルド・キーンとの対談(藤原書店、2011年)[3]
- 『医師のミッション 非戦に生きる』日野原重明との対談(藤原書店、2012年)
- 『戦争と人間と魂』瀬戸内寂聴との対談(かもがわ出版、2022年)