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小森香子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

小森 香子(こもり きょうこ、1930年2月1日 - 2023年6月28日[1][2])は、詩人社会運動家。旧姓・相本。

来歴

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東京雑司ヶ谷生まれ。父は相本修平、母は桂島ふじ(桂島不二の名で雑誌に投稿していた)で、三女として生まれる。東京都立第十高等女学校在学中に学徒動員を経験。空襲関西疎開したが、再び動員される。

神戸女学院家政学部卒業後、大日本紡績本店に勤務するが、レッドパージに遭う。社会主義者小森良夫1926年 - 2008年)と結婚し、新日本文学会小説を発表。1961年から、夫が世界労働本部の常駐スタッフに就任したため4年間プラハに住む。帰国後、詩人会議常任運営委員、運営委員長、日本子どもを守る会理事、東京原水協日本平和委員会理事などで活動。2009年、詩集『生きるとは』で第37回壺井繁治賞を受賞した[3]

2023年6月28日、老衰のため都内の病院で死去。93歳没。

子は日本近代文学者東京大学名誉教授の小森陽一、美術家の小森まどか1958年 - 1980年[4]

著書

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  • 『ちいさい人間 幼児のしつけ』鳩の森書房 鳩の森文庫 1973
  • 『野の花のようなうたを 幼児のための朗読詩』鳩の森書房 鳩の森文庫 1973
  • 『山の英雄ヤーノシク 少年少女のための物語詩』小森まどか切り絵 岩崎書店 岩崎少年文庫 1976
  • 『花梨 詩集』青磁社 1981
  • 『母となるあなたに』青磁社 1982
  • 『青い空は青いままで 平和と子どもたちの未来を』青磁社 1983
  • 『ちいさい人間 幼児のしつけと幼児のための朗読詩』青磁社 1983
  • 『今日につながる明日のためのうた 小森香子詩集』青磁社 1985
  • 『陽子』青磁社 1986 かもがわ出版 2006(自伝小説)
  • 『明日葉』青磁社 1988
  • 『輝いて生きる 青春と愛とたたかいと』青磁社 1988
  • 『愛するならいま 小森香子詩集』青磁社 1990
  • 『飛び立つ 小森香子詩集』あゆみ出版 1994
  • 『わたしの五十年 小森香子詩集』詩人会議出版 1998
  • 『生きるとは 小森香子詩集』詩人会議出版 2008
  • 『小森香子詩選集』詩人会議出版 2010
  • 『子ども・愛・平和 小森香子詩文集』詩人会議出版 2014
  • 『ばらの樹 小森香子詩選集』文芸社 2014

共著

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  • 『現代っ子としつけ』三上満,加藤則夫共著 鳩の森書房 1970
  • 『青い空は青いままで子どもらに伝えたい 母と子で語る昭和といま』小森陽一共著 五月書房 2005

脚注

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  1. ^ 武天老師 [@MutenRooshi] (2023年7月9日). "赤旗9日付訃報欄より。「青い空は青いままで」の小森香子さん死去。". X(旧Twitter)より2023年8月11日閲覧
  2. ^ 「小森香子さん死去 詩人」『しんぶん赤旗』日本共産党中央委員会、2023年7月9日、朝刊、訃報。
  3. ^ 第37回壺井繁治賞”. 2020年6月18日閲覧。
  4. ^ 『青い空は青いままで子どもらに伝えたい』