小林繁夫
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小林 繁夫(こばやし しげお、1927年[1] - 2019年4月7日[1])は日本の航空宇宙工学者[1]。東京大学名誉教授[1]。工学博士[1]。日本航空宇宙学会名誉会員・元会長[1]。
構造力学・構造振動・空力弾性学・複合材料工学などを専門分野とした[1]。
経歴
[編集]北海道札幌市生まれ[1]。1950年東京大学工学部応用数学科卒業[1]。1956年、東京大学助教授[1]。同年、「航空機構造の振動に関する研究」で工学博士[1]。その後渡米し、カリフォルニア工科大学で殻の座屈問題の研究に従事[1]。帰国後の1972年に母校の教授に就任[1]。
1983年から翌年まで日本航空宇宙学会会長を務めた他、日本複合材料学会の会長も務めた[1]。1988年東京大学を退官、名誉教授[1]。同年東京都立科学技術大学教授、1991年東京理科大学教授(2003年まで)[1]。2010年瑞宝中綬章[1][2]。
日本学術会議委員長、科学技術庁各種委員会委員・参与、宇宙開発委員会参与、宇宙開発事業団技術参与(理事待遇、2002年まで[3])などの公職も歴任し、日本の航空宇宙技術開発の発展に尽くした[1]。また、『振動学』など、航空工学等の学生向けの優れた教科書も数多く執筆した[1]。