小林和夫 (土木工学者)
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小林 和夫(こばやし かずお、1941年[1] - 2015年)は、日本の土木工学者。大阪工業大学工学部土木工学科・都市デザイン工学科元教授。工学博士(京都大学)。日本コンクリート工学協会元理事。プレストレストコンクリート技術協会元理事。日本材料学会元理事。建設コンサルタンツ協会コンクリート構造物の高性能化研究委員会元委員長[2]。
専門は、土木工学・構造工学(特に、コンクリート工学)・材料力学、建設工学・地震工学・防災工学。
略歴
[編集]1964年京都大学工学部土木工学科卒業。1966年同大学大学院工学研究科土木工学専攻修士課程修了、同大学助手。1973年工学博士(京都大学)[3]。岐阜大学講師などを経て、1978年に京都大学助教授。1989年大阪工業大学工学部に着任し、土木工学科教授[4]。2002年同学部都市デザイン工学科教授。2006年大阪工業大学定年退職・退官。2015年逝去[5]。
大阪工業大学工学部(土木工学科・都市デザイン工学科)にて15年以上に渡り教鞭を執り、特にコンクリート工学・材料力学・地震工学/防災工学の研究推進に貢献した。
主な所属学会は、土木学会、日本コンクリート工学協会、プレストレストコンクリート技術協会、日本材料学会、建設コンサルタンツ協会。
主な著書
[編集]- コンクリート構造学 初版/第2版/第3版/第4版(単著、森北出版1994/1997/2002/2009、学術書)
- プレストレストコンクリート工学(共著、国民科学社2006、学術書)[6]
- プレストレストコンクリート技術とその応用(共著、森北出版2006、学術書)
- プレストレストコンクリート構造学(共著、国民科学社1979、学術書)
主な研究
[編集]- コンクリート構造物の内部欠陥の物理探査・診断試験法に関する研究 - 京都大学との共同研究[7]
- 損傷コンクリート構造物の補修・補強へのポリマーの有効利用に関する研究 - 土木学会コンクリート委員会元会長の岡田清との共同研究[8]
- 鉄筋腐食およびアルカリ骨材反応(ASR)により劣化したコンクリート構造物の震災対策
- 高強度コンクリートのRCおよび PC構造への適用と構造設計法に関する研究[9]
- 都市部における修復RC構造物の耐震性評価に関する基礎的研究
- RCフレーム構造物の3次元弾塑性地震応答解析プログラムの開発 - 京都大学・鹿島建設との共同研究[10]
脚注
[編集]- ^ http://webcatplus.nii.ac.jp/webcatplus/details/creator/102251.html
- ^ https://www.kk.jcca.or.jp/committee/html/04-4.html
- ^ https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000008593746-00
- ^ https://www.oit.ac.jp/japanese/toshokan/tosho/papiro/pdf/46.pdf
- ^ https://www.amazon.co.jp/コンクリート構造学-第5版-小林-和夫/dp/4627425651#productDescription_secondary_view_div_1678946373228
- ^ https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784875535287
- ^ https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-03555107/
- ^ https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-60850094/
- ^ https://cir.nii.ac.jp/crid/1040000781690962944
- ^ https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-63850110/