小松醇郎
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小松醇郎(こまつ あつお、1909年3月21日 - 1993年6月11日[1])は、日本の数学者。
略歴
[編集]東京府生まれ、長野県育ち。父は教育者の小松武平、兄は哲学者の小松摂郎。長野県立諏訪中学校(現:長野県諏訪清陵高等学校)卒、旧制松本高等学校(現:信州大学人文学部・理学部)卒、1932年東京帝国大学理学部数学科卒、1941年「複体の変換論」で大阪帝大理学博士。大阪帝国大学助教授をへて、京都大学理学部教授、1973年定年退官、名誉教授となる[2]。専門は位相幾何学。
著書
[編集]- 『位相数学』弘文堂 1942
- 『位相空間論』岩波書店 1947
- 『初等位相幾何学』壮文社 1948
- 『球面の幾何』創元社 1949
- 『いろいろな幾何学』1977 岩波新書
- 『幕末・明治初期数学者群像』吉岡書店 1990-91
共著
[編集]- 『理工科系代数学と幾何学 大学教養新課程』永田雅宜共著 共立出版 1966
- 『位相幾何学 第1』中岡稔,菅原正博共著 岩波書店 現代数学 1967
- 『ベクトル空間入門』菅原正博共著 朝倉書店(基礎数学シリーズ 1974
- 『線形代数要論』水野克彦共著 共立出版(大学教科) 1976
- 『線形代数概説』柳生等和共著 共立出版(大学教科) 1976