小松裕
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小松 裕(こまつ ひろし、1954年10月21日[1] - 2015年3月25日)は、日本の歴史学者。熊本大学文学部教授。専門は日本近代史、思想史。山形県出身。
主に田中正造の思想や、在日朝鮮人の歴史について研究していた。強制動員真相究明ネットワーク呼びかけ人。
略歴
[編集]- 1985年3月 - 早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学
- 1985年4月 - 熊本大学文学部講師
- 1988年4月 - 熊本大学文学部助教授
- 1998年12月 - 熊本大学文学部教授
- 2001年11月 - 早稲田大学より、博士(文学)を授与される。論文の題は「田中正造研究」[2]。
- 2015年3月25日 - 肺がんにて熊本大学文学部長在職のまま逝去
著書
[編集]単著
[編集]- 『田中正造 二一世紀への思想人』(筑摩書房、1995年)
- 『田中正造の近代』(現代企画室、2001年)
- 『「いのち」と帝国日本 明治時代中期から一九二〇年代』<全集日本の歴史 第14巻>(小学館、2009年)
編著
[編集]- 『足尾鉱毒事件と熊本』(熊本出版文化会館、2004年)
共編著
[編集]- (金英達・山脇啓造)『「韓国併合」前の在日朝鮮人』(明石書店、1994年)
- (木村健二)『史料と分析「韓国併合」直後の在日朝鮮人・中国人 東アジアの近代と人の移動』(明石書店、1998年)
- (金泰昌)『田中正造 生涯を公共に献げた行動する思想人』<公共する人間4>(東京大学出版会、2010年)