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小松川浩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

小松川 浩(こまつがわ ひろし)は、日本物理学者。学位は、理学博士慶應義塾大学)。公立千歳科学技術大学理工学部情報システム工学科教授[1]。趣味は釣り、家庭菜園。

研究領域

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専門は知識工学分散処理ICT教育システム、情報工学ソフトウェア工学である[1][2]

ICTスペシャリストの育成、次世代アプリケーションの開発をテーマに、モバイル機器を活用したインテリジェントシステムを企業共同研究している[2]研究テーマは、学習者の状況に応じて自律的・適応的に学習支援を図る情報システムコミュニケーションや出席の状況を把握して行動特性を自動分析する情報システム、バスのリアルタイム位置情報を活用した地域交通ナビゲーションシステム、様々な小型デバイスを活用したプログラミング技術の活用が挙げられる[1]

コミュニケーション把握では、人が扱う音声、表情、文字等のいわゆるマルチモーダル情報を機械学習モデリングで処理する研究アプローチにより、英語プレゼンテーションビデオの自動評価システムなどを研究している。また、学習支援システムでは、XR(MRやVR)空間でのAI活用の研究アプローチにより、初学者向けのコンピュータネットワーク構築作業や看護実習の模擬学習支援に関する研究を行っている。またAI活用では、生成系のAIを積極的に活用し、医療系大学と連携した医療画像解析の性能向上、環境関連企業と連携したリサイクルゴミ分別の精度向上に関するシステム研究に取り組んでいる。

略歴

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  • 1990年3月 - 慶應義塾大学理工学部電気工学科卒業
  • 1995年3月 - 慶應義塾大学大学院理工学研究科物理学専攻博士課程修了
  • 1995年11月 - 慶應義塾大学理工学部嘱託助手
  • 1995年11月 - 通商産業省工業技術院新エネルギー産業技術総合開発機構(NEDO)専任研究員
  • 1997年4月 - 慶應義塾大学理工学部物質科学専攻訪問研究員
  • 1998年4月 - 千歳科学技術大学光科学部光応用システム学科専任講師
  • 2001年4月 - 千歳科学技術大学光科学部光応用システム学科助教授
  • 2007年4月 - 千歳科学技術大学光科学部光応用システム学科教授
  • 2008年4月 - 千歳科学技術大学総合光科学部グローバルシステムデザイン学科教授
  • 2015年4月 - 千歳科学技術大学理工学部グローバルシステムデザイン学科教授
  • 2016年4月 - 千歳科学技術大学理工学部情報システム工学科教授
  • 2019年4月 - 千歳科学技術大学理工学部情報システム工学科教授[3]

社会活動

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  • 2019年6月 - 教育システム情報学会 副会長
  • 2020年4月 - 文部科学省 初等中等教育局 ICT活用教育アドバイザー(学校DX戦略アドバイザー)
  • 2020年4月 - 大学eラーニング協議会 会長
  • 2021年3月 - 文部科学省 高等教育局 デジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン事業委員会
  • 2021年4月 - 北海道Society5.0 推進会議委員
  • 2022年7月 - 日本情報科教育学会 理事 

受賞歴

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主な著書

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脚注

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  1. ^ a b c 教授・博士(理学):小松川 浩 - 教員紹介”. 公立千歳科学技術大学. 2020年5月11日閲覧。
  2. ^ a b 研究室紹介”. 公立千歳科学技術大学. 2020年5月11日閲覧。
  3. ^ 千歳科学技術大学の公立大学法人化への取組 - 北海道千歳市公式ホームページ - City of Chitose”. 千歳市. 2019年6月24日閲覧。
  4. ^ 論文賞”. 教育システム情報学会. 2020年5月11日閲覧。
  5. ^ 情報化促進貢献で文科大臣賞 千歳科技大・小松川浩教授”. 苫小牧民報. 2018年12月7日閲覧。
  6. ^ 研究会優秀賞”. 教育システム情報学会. 2020年5月11日閲覧。

外部リンク

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