小山啓子
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小山 啓子(こやま けいこ、1971年 - )は、日本の歴史学者。専門は西洋史、近世フランス史。地方都市のリヨンを主な対象とした研究を行う。神戸大学大学院人文学研究科(社会動態専攻)教授[1]。
来歴
[編集]福岡県出身。1994年、九州大学文学部卒業。2000年同大学院比較社会文化研究科(国際社会文化専攻)博士後期課程単位取得退学[2]。2000年~02年、リヨン第2大学(第3課程)に留学。 2003年、九州大学より博士(比較社会文化)の学位を取得[3][4]。
日本学術振興会特別研究員、熊本県立大学および福岡大学にて非常勤講師、九州大学助手を務める[2]。2005年、神戸大学文学部講師に着任[2]、同助教授(2006年~)を経て、現職。
著書
[編集]単著
[編集]- 『フランス・ルネサンス王政と都市社会:リヨンを中心として』九州大学出版会、2006年。ISBN 978-4-87378-896-8
共著
[編集]- 『フランス史研究入門』(佐藤彰一・中野隆生編)山川出版社、2011年。ISBN 978-4-634-64037-5
- 『新しく学ぶ西洋の歴史:アジアから考える』(南塚信吾・秋田茂・高澤紀恵責任編集)ミネルヴァ書房、2016年。ISBN 978-4-623-06681-0
- 『はじめて学ぶフランスの歴史と文化』(上垣豊編著)ミネルヴァ書房、2020年。ISBN 978-4-623-08778-5
- 『フランスの歴史を知るための50章』(中野隆生・加藤玄編著)明石書店〈エリア・スタディーズ〉、2020年。ISBN 978-4-7503-5021-9
分担執筆
[編集]- 「近世フランスの大市都市リヨンとイタリア人」共生倫理研究会編『共生の人文学:グローバル時代と多様な文化』神戸大学(発売:昭和堂)、2008年。ISBN 978-4-8122-0819-9
- 「人が人を支配するときなにが求められたのか:権力の舞台としてのフランス国王儀礼」佐藤昇編、神戸大学文学部史学講座『歴史の見方・考え方:大学で学ぶ「考える歴史」』山川出版社、2018年。ISBN 978-4-634-64089-4
- 「ルネサンス期の文化と国家:フランスを中心に」『岩波講座世界歴史・15巻 主権国家と革命:15 - 18世紀』岩波書店、2023年。ISBN 978-4-00-011425-7
- 「王母カトリーヌ・ド・メディシスの書簡が語ること:フランス宗教戦争の只中で」佐藤昇編・神戸大学文学部史学講座『歴史の見方・考え方2:史料から広がる歴史学』山川出版社、2023年。ISBN 978-4-634-64099-3
訳書
[編集]- J.ダインダム『ウィーンとヴェルサイユ:ヨーロッパにおけるライバル宮廷 1550~1780』(大津留厚・石井大輔共訳)刀水書房、2017年。ISBN 978-4-88708-424-7
- ファニー・コザンデ、ロベール・デシモン『フランス絶対主義:歴史と史学史』(フランス絶対主義研究会訳)岩波書店、2021年。ISBN 978-4-00-061462-7
脚注
[編集]外部リンク
[編集]- 教員紹介 - 神戸大学大学院人文学研究科・文学部公式サイト
- 基本情報 - researchmap(科学技術振興機構)