小坪漁港
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小坪漁港(こつぼぎょこう)は、神奈川県逗子市小坪にある第1種漁港であり、逗子市内の唯一の漁港である。逗子海岸と鎌倉材木座海岸の間の小湾・小坪湾にあり、鎌倉時代には既に漁港として、鎌倉に魚介類を供給していたとされる。
小坪湾から沖に広がる遠浅の磯根が主な漁場で、曳網(引き網)によるシラス漁、刺し網漁、覗突(みづき)漁と呼ばれる採貝などを主な漁とする。覗突漁は船端から身を乗り出し、口にくわえた眼鏡を通して水中を覗きながら、モリでサザエやアワビ等を採り、その間、足で船を操るという伝統漁法である。また、毎年11月に宮中で行われる新嘗祭には、必ず小坪の海松(ミル)が献上されることになっている。
毎年1月2日は、大漁と海上の安全を祈願し、竜宮(八代龍王大神)に奉納するみかんを漁船上から投げる八大龍王祭り(みかん投げ祭り)が行われる。[1]
概要
[編集]- 管理者 - 神奈川県逗子市
- 漁業協同組合 - 小坪
- 組合員数 - 37名(2001年(平成13年)12月)
- 漁港番号 - 2110090
沿革
[編集]主な魚種
[編集]キャベツウニ養殖
[編集]小坪漁業協同組合では、スズキヤが自社各店から出たキャベツの葉(通常は廃棄されるもの)を利用し、漁港の岸壁付近に養殖水槽を設置、キャベツウニの養殖に取り組んでいる[2]。2020年には約1300個を出荷した[3]。出荷先はスズキヤ駅前店である[2]。
主な漁業
[編集]- 定置網(小型)
- 採藻業
- 海面養殖業(藻類)
- 引き網漁業
- 採貝業
港周辺
[編集]交通
[編集]- JR横須賀線逗子駅または京急逗子線逗子・葉山駅より京浜急行バス[鎌40系統]鎌倉駅行きに乗車、小坪海岸停留所下車徒歩すぐ
- JR横須賀線・江ノ島電鉄鎌倉駅より京浜急行バス[鎌40系統]逗子駅行きか[鎌41系統]小坪行きに乗車、小坪停留所下車徒歩3分
脚注
[編集]- ^ “逗子市ホームページ”. 2021年11月2日閲覧。
- ^ a b “逗子・小坪漁港の「キャベツウニ」初出荷 地元スーパーで販売”. 逗子葉山経済新聞 (2020年7月6日). 2021年6月6日閲覧。
- ^ “"キャベツウニ"出荷間近 神奈川 地元スーパー、飲食店2000個以上販売”. みなと新聞 (2020年6月30日). 2021年6月6日閲覧。