小原夏樹
表示
小原 夏樹(おはら なつき、1949年(昭和24年) - 1992年(平成4年)1月13日[1])は、いけばな小原流の四世家元。
略歴
[編集]兵庫県神戸市に生まれる。甲南大学経済学部卒業[1]。1969年(昭和44年)1月、父である三世家元小原豊雲より次期家元に指名され、併せて財団法人小原流理事に就任する[2]。以来、アメリカや欧州など、三世家元の助手として世界各地を歴訪する。1973年(昭和48年)11月にはドイツ大使館にて作品を展示[3]。1978年(昭和53年)6月、三世家元と東京セントラル美術館にて「小原豊雲・夏樹二人展 いけばな・いま・そして」を開催する(以降9月大阪、11月福岡にて巡回展)[4]。1979年(昭和54年)、自身主催の造形いけばなによる公募展「マイ・イケバナ」を開催する(以降毎年開催(2018年1月現在))[5]。本展は当初、東京を主とした超流派の若手作家を招待して実施されたが、現在は他流からの応募は受け付けていない[6]。1985年(昭和60年)3月、新しい花型「花舞」を発表する[5]。1986年(昭和61年)財団法人小原流の理事長に就任する[5]。1990年(平成2年)、国際花と緑の博覧会に出品し、大モニュメント「ミトスの花園」を制作・展示する[5]。1991年(平成3年)新しい花型「花意匠」を発表する[7]。1992年(平成4年)、42歳にして急逝。1995年(平成7年)、四世家元を追贈された[8]。